僕は大分県に住む56歳の棋士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
家族の好みや生活スタイルを整理して、それを参考にして間取りに上手に反映させることが、一戸建て建築では大切です。共用スペースは、できるだけゆとりのある空間にすることが望ましいです。室内の広がりを感じさせる演出や、風通しや日当たりを考慮する必要があります。都市部における住宅密集地では、2階に共用スペースを配置するなどの工夫を施して、通風や採光をできるだけ確保するケースもあります。また住まいの中心となるリビングやダイニング、キッチンは、家族が集まる共用スペースとして、1つのまとまりとして考えます。リビング、ダイニングはそれぞれ8畳からが目安といわれます。ダイニング単独型は、それぞれの部屋の独立性が保たれます。
そのため落ち着いた空間となります。リビング、ダイニング型は、キッチンが独立しているので、キッチンとダイニングのつながり方がポイントになります。食事から、食後の団らんへの移行がスムーズです。ダイニング、キッチン型は、キッチンとダイニングが同室なので、配膳や片付けが楽です。ただしダイニング、キッチン空間にゆとりがない場合、食事が落ち着かなくなることもあります。リビング、ダイニング、キッチン型は、全体でコンパクトにまとめることもできるため、小規模住宅でも可能です。料理や片付けをしながら、団らんに加わることができます。キッチンのレイアウトの基本は、ダイニングとのつながり方でオープン、対面、独立に分かれます。