築年数が古いマンションを買う場合(香川県/フリーライター/57歳/女性)

私は香川県に住む57歳のフリーライターです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


時折、築年数がかなり古いマンションが市場に出回っていることがあります。築10年、15年程度の物件が売られるのは珍しいことでも何でもありませんので、ごく普通に売買が行われています。でも、築年数が30年位経っている物件である場合には、やはり不安を感じてしまう人が少なくありません。RC工法で建てられているマンションの耐用年数は、50年とも60年とも言われていますが、実際にはもっと早い段階で建て替えられています。ある機関が調べた結果、平均すると築37年で建て替えが行われているという事実が判明しました。自分が購入したマンションが購入直後に建て替えられてしまう可能性があるのだとすれば、購入を躊躇したくなる気持ちも理解できます。


しかし、立地条件の良い物件であれば、あえて築年数が30年を超えている物件を購入してみるというのも一つの方法です。築30年の物件ともなれば、かなり安い金額で売りに出されているはずです。建物自体はかなり老朽化しているでしょうから、あまり価値が残っていない可能性が高いですが、立地条件の良さは何物にも代えられません。購入後しばらく経ってからマンションを建て替えることになった場合、容積率が有利に変更されているケースが多いので、住居数が増える可能性があります。その結果、以前からの入居者が割安価格で新築物件に住めるようになるかもしれません。ですから、築年数が古いマンションを購入する場合は、値段だけでなく、立地条件にも着目して選ぶようにするのが得策です。