僕は鳥取県に住む25歳の司書教諭です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
結婚や出産などを機に、住宅を購入する方は多くいらっしゃるでしょうが、その際に、ほとんどの方が悩まれるのが「マンションか一戸建てか」という問題です。例えばマンションなら、比較的駅に近い所でも、意外に安価で購入することが出来るというメリットがありますが、管理組合での話し合いなどでトラブルに巻き込まれたりする可能性もあります。それに対し、一戸建ては少々不便かつ割高になりますが、閑静な住宅街でゆったりと生活することが出来るというメリットがあります。資産価値としては、やはり利便性の良いマンションの方が若干上ですが、どちらが適しているかは、家族構成やライフスタイルなど個人の生活によって異なるので、あまり気にする必要はないでしょう。
では、両者の耐用年数についてはどうでしょうか。まずマンション(鉄筋コンクリート造)の場合ですが、これは平均が約50年弱と言われています。これに対して一戸建て(木造)は約30年と言われます。この数字だけを見ると、マンションの方が圧倒的に有利なように見えますが、これはあくまでも統計上の数字であり、きちんとメンテナンスをすれば、どちらも100年は大丈夫だという見解もあります。では、両者の決定的な違いは何でしょうか。それは「管理費」や「修繕積立金」の有無です。マンションの場合には、このような名目のお金を支払う必要があり、もしも共用スペースに修理が必要になれば、管理組合がお金を出してくれます。(ただし、個人のスペースは自己負担です。)一戸建てでは、このようなシステムがないので、全てにおいて自己負担となります。すなわち、前述の耐用年数と修繕費のバランスを考えた上で、住宅選びをする必要があるのです。