時代に即したマンションの探し方(群馬県/政治家/74歳/男性)

僕は群馬県に住む74歳の政治家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションは、時代に即した探し方をすることが大事です。今の日本は少子高齢化で人口が減少しています。そのため、高度経済成長の頃に建てられたマンションの多くが空家のまま乱立しているような状況なのです。人口に対して物件の方が余っている状況にあると言えます。そのため、同じような設えの物件でも、立地条件によってその価値に差がついてしまっているのです。人口減少が激しい地域にある物件の場合には、かなりの値崩れを起こしてしまう可能性があります。安く購入できるというメリットがありますが、その一方で資産としての価値がほとんどないということになります。一戸建てであれば土地が残りますが、マンションの場合は建物だけです。


また、新築のマンションの場合でも、その立地場所をよく見極めないと、将来的に衰退していく街になる恐れがあります。そのため、建物そのものの快適性だけでなく、立地条件には十分に注意する必要があります。先々売却などせずに、長く住み続ける物件を探す場合には、高齢者になった時でも暮らしやすいかという視点で物件を冷静に分析することが大事です。バリアフリーに対応している物件なのか、また、近隣に病院などの医療機関が完備しているのかということに注目することが必要です。万が一の時のことを考えて、どのような災害が起こりやすいのかということについて調べておくことも大事になってきます。マンションを探す際には、時代の流れを汲み取りながら、その上で自分が大事にしたいことをはっきりさせておくことが必要です。