建築の仕方が一戸建ての耐用年数に影響(石川県/高等学校教員/53歳/女性)

私は石川県に住む53歳の高等学校教員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての土台である構造体は、簡単には交換できません。美しく、かつ頑丈なつくりの建築を施して、子どもの世代にそのまま引き継いでいくのが理想的です。大きなお風呂に足を伸ばしてゆっくり入るなどの、大切にしている希望や夢は、必ずかなえる必要があります。だからといって、最初から、一戸建てのなかの設備や電化製品すべてにお金をかける必要はありません。衣食住で、最もお金がかかるのが住です。土地代も不要、しかも建て替える必要もなければ、子どもたちの世代は住宅ローンによって、家計が圧迫される心配をしなくても済みます。住宅ローンの問題を親世代が解消してくれていれば、次に必要なローンを組むとしても、リフォーム費用のみでいいのです。


一戸建ての大きさにもよりますが、リフォーム費用は、およそ1000万円から1500万円くらいあれば十分です。なにより、建て替え費用の何分の1かの金額で済んでしまうため、子どもたちからしてみても、ありがたい話です。他に必要な支出は、少々のメンテナンス費用くらいです。メンテナンスは非常に大切で、できるだけ長く、良い住宅を保つ秘訣です。人が建築したものすべてに対し、全くメンテナンスをしないという考えはあり得ません。末長く使っていきたい大切なものなら、尚更必要です。多額の建て替え費用を支払うことを考えれば、小さな額といえます。一戸建てを快適な状態に保つための、必要経費と考えられます。数年に一度は、メンテナンスを行うのが理想です。