私は山口県に住む40歳のインダストリアルデザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションを購入するにあたり住宅ローンを活用する際には、どれだけ融資してもらえるかではなく、どれくらいの額ならスムーズに返していけるかを考えて、将来のプランを立てることが重要になります。銀行などは住宅ローンを融資するときに、マンションの担保価値を判断しますが、それとは別に住宅ローンの活用する本人が、手堅く返していけるだけの安定した収入があるかをチェックします。金融機関の審査基準は、本人の年収に占める年間の返済額の割合で算定されます。通常、収入基準は年収が高い人ほど、返済する割合が高く設定されています。ある銀行においては、年収が300万円から400万円の人は、別の借り入れも合わせた年間の返済額を、年収の30%以内に設定しています。
また400万円から600万円の人の場合は、35%以内に設定しています。ただし実際の生活を勘案すると、これだけの返済額がある状況で、余裕のある生活は難しいといえます。通常、住宅ローンの返済額は25%以内に設定すると好ましいとされますが、これもあくまで一般的な数値です。自分の生活に相応しい返済額を算出する場合は、マンションを購入することで、必要なくなる支出と、新たに必要となる支出を整理することから始めることが大事になります。現在、賃貸住まいをしているなら、マンションを購入することで、毎月支払っている家賃が不要になります。そして、頭金のために定期的にしていた預貯金を不要となります。これらを住宅ローンの返済にまわすことが可能となります。