僕は三重県に住む25歳の外航客船パーサーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
現在では、建物の性能評価を国が指定した第三者機関が行っています。耐震等級の等級1は大地震でも倒壊や崩壊の被害がない建物です。等級2は、等級1の1.25倍の耐震性能があり、強耐震といわれて病院や学校に採用されています。等級3は、等級1の1.5倍になります。実際に等級3とされるものは、原子力発電所や首相官邸のような建物で、非常に建築コストもかかりますし。柱や梁も太く出っ張ってくるので、経済性と快適性の点からマンションに適用するのは厳しいです。通常のマンションで、等級3を取っているものはほとんどありません。それでも等級1であれば、日本国内で過去に起きた、記録されて限りの地震にも耐えられるので問題はないです。
そして等級2を取っていればより安心といえます。マンション全体を人間の身体とすると、鉄筋や鉄骨は骨に当たり、コンクリートは筋肉だといえます。どちらも大切な身体の一部です。これら鉄筋、鉄骨とコンクリートをどのように組み合わせているかによって、工法の名前が違います。主に鉄筋コンクリート造、鉄筋鉄骨コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート板造の4種類があります。分譲マンションでは、鉄筋コンクリート造や鉄筋鉄骨コンクリート造になります。また、コンクリート耐久設計基準強度や、コンクリートと水の配分比率などは耐久性に関係します。柱の帯筋についても、溶接閉鎖型筋やスパイラル筋が採用されていれば、地震の際も強度に優れているので安心です。