南向きの一戸建て住宅について(秋田県/学芸員/59歳/女性)

私は秋田県に住む59歳の学芸員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


方角には、大きく分けて東西南北の4つがありますが、その中で一戸建て住宅において最も人気の高い方角は南です。玄関や大きな窓が南側を向いている、いわゆる南向きの一戸建て住宅には、高い人気があるのです。なぜなら太陽は基本的に南側にあるので、南向きの一戸建て住宅には、より多くの日光が当たるのです。つまり日光に照らされることで、非常に明るい住宅になります。薄暗い住宅よりも明るい住宅の方が印象が良いですし、防犯にもなります。また、日当たりの悪い建物の外壁にはコケが生えたりカビが繁殖したりするのですが、南向きの一戸建て住宅だと、その心配はありません。最も人目につく家の表側の外壁を、美しい状態で維持しやすいのです。


ベランダも南側を向いていれば、洗濯物が乾きやすいです。布団を干せば日光と空気とをしっかり吸収して、ふっくらとします。殺菌にもなりますし、ダニの繁殖も防げます。さらに日光は、屋内にも射し込んできます。そのため室温が上がりやすく、冬でも暖かく過ごすことができ、窓を開けての空気の入れ替えも抵抗なくおこなえます。それにより屋内の空気は清浄に保たれ、感染症などのリスクを下げることができます。このように南向きの一戸建て住宅には、メリットが多くあるのです。そのため北向きの物件と比べると販売価格はやや高い傾向があります。面積や間取りなどが全く同じだったとしても、価格に100万円以上の差があることも多いです。それだけ快適に生活できるということです。