分譲マンション駐車場の価格差はなぜ(山形県/ウェブデザイナー/71歳/男性)

僕は山形県に住む71歳のウェブデザイナーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


自家用車を保有する方にとり、駐車場の条件はマンション購入時の外せないポイントでしょう。誰でも月々の駐車場使用料金は極力抑えたいものですが、同じエリア内の分譲マンションでも意外に価格差が大きいものです。マンション購入後は数十年も毎月支払う金額ですから、価格差の生じる理由をキチンと理解しておきましょう。まずは所有形態による違いが考えられます。駐車場がマンションの共有部分である場合、使用料金は周辺の相場より低いことがほとんどです。逆に駐車場が敷地外にある場合は注意が必要です。ディベロッパーなどが別途運営している隔地駐車場である可能性が高く、このタイプは割高な使用料金が設定されていることが多くなっています。


因みに共有部分として駐車場を有するマンションは、もう一つ見逃せない強みがあります。それは毎月徴収された駐車場使用料金を、管理組合の収入として計上できることです。収入が増える分、1戸辺りの管理費負担が低くなる大きな旨味があるのです。次に駐車形式による違いが考えられます。使用者が自ら車を運転して枠内に駐車する自走式は、車の出し入れがスムーズなので人気は高いですが、広い敷地を必要とするため、駐車場使用料金が高めになります。他方、狭小な敷地でも稼動可能な機械式の場合、駐車場使用料金は安めとなりますが、定期メンテナンスや点検のコスト、それに修繕積立金が必要なのでランニングコストが高くなりますから、この分は毎月の管理費に上乗せされることになります。