僕は愛媛県に住む57歳の舞台美術家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新築分譲マンションをローンで購入する場合には、ディベロッパーに借入が可能であることを確認することになります。ディベロッパーとしても、購入を希望しても資金の手当てができない人では顧客になりませんので、ローンの可否について、ある程度のノウハウを有しています。当然のことながら最終的には融資を決定するのは銀行や信用金庫などの金融機関ですが、ディベロッパーは経験則で審査の見通しを把握しているのです。その基本は年収になります。借入金を返済できることが大前提になりますので、年間の返済元利金が税込み年収に対してどの程度の比率になるかがポイントです。多くの金融機関ではその比率が35パーセント以内になっています。
勤務先、勤続年数、家族構成などローンの審査で検討材料になる項目は多数ありますが、それは、ディベロッパーでは判断ができません。ディベロッパーは金融機関の審査姿勢もある程度は把握しています。審査基準が柔軟な金融機関にローンの申込をするように顧客にアドバイスをします。また、複数の金融機関に申込をするように誘導することもあって、その中のいずれかの金融機関で審査が通れば物件が販売できることになります。マンションの担保評価は分譲をする前に主な金融機関で実施していることが多いので、審査のスピードはアップしています。基本的には分譲価格が時価になります。新築の場合には中古のような査定は必要ありませんので担保評価は容易です。