私は群馬県に住む40歳の美術商です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
最近では個人がビジネス展開を行う上で必要な事務所を構えるという目的で分譲マンションを購入するケースが増えていますが、分譲マンションなどの不動産物件は値段が高く大きな買い物となりますから、失敗はしたくないものです。おもな失敗例として、物件の周囲の環境に関する情報を集めるのに抜けがあるケースが目立ちます。具体的には、「周囲にある工場の換気設備から出ている、処理された薬品の臭いが風に乗って来る場所にある部屋を選んでしまった」といったものです。実際に物件を見に行く回数は、少なくとも2回はチェックする、出来ることならチェックする回数を3回以上に増やすのが理想的です。1回見ただけだと手に入る情報が少なく、失敗する可能性が高くなります。何故情報が少なくなるかと言うと、休日と平日では近所の様子が違うことがあるからです。
例えば先述した工場の例ですと、休日に1回チェックしただけだと、近所にある工場が休みであるために、今調べている物件が工場の風下にあることが実感できない、といった具合で臭いの問題が察知できずに失敗する可能性が高くなります。逆に平日だけ調べに行くというのも良くありません。平日のみ工場が稼動していた例では、平日だけ見に行くだけで済みますが、工場側が平日のどこかを休みにしていて、その分を休日に稼動させるスタイルを採っていた場合には失敗のリスクが高まります。このように、休日でしか得られない情報というのもあるのです。そして、人が働きに出るのは基本平日であることから考えても、休日は家で過ごすという人が多いことを忘れてはいけません。近所に住んでいる人たちがどのような生活スタイルを採っているのかで生活の音が違いますから、生活音から出る騒音トラブルを事前に察知することが出来ます。