分譲マンションの内覧会の目的(岡山県/レンジャー/72歳/女性)

私は岡山県に住む72歳のレンジャーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新築の分譲マンションでは、完成時もしくは完成直前に内覧会がおこなわれます。これは、購入する予定の人に内装などを披露することが目的です。新築の分譲マンションの場合、建築途中や、早い場合は建築が始まる前に、売りに出されます。人気のエリアに建てられる場合や、有名なデザイナーが手がけた場合などは、その段階で早々に売れてしまいます。そのため購入を希望する場合には、できるだけ早い時期にその意思を表示しなければなりません。つまり、完成した状態を見てからでは遅いということです。しかしいきなり購入費用を支払わなければならないわけではなく、多くの場合は手付金の支払いで済みます。それによって、購入の予約をしておくわけです。


そしてマンションが完成に近づけば、内覧会がおこなわれます。この時に初めて、購入希望者はマンション内を実際に見ることができるのです。そして内覧会で納得できれば、改めて購入を決めて、売買契約書に署名捺印をします。このように、本格的に購入を決める前に実際の状態を披露するためにおこなわれるのが内覧会ですが、もうひとつ重要な目的があります。それは、購入した人からのクレームを防ぐという目的です。購入したマンションが希望していたものと違っていた場合に、クレームを出す人は多いです。しかし隅々まで確認した上で購入を決めた場合には、クレームは出せません。すると購入した人と売り手との間のトラブルが起こりにくくなります。内覧会は、このためにもおこなわれているのです。