分譲マンションにおける修繕積立金と必要性(埼玉県/洋菓子職人/32歳/女性)

私は埼玉県に住む32歳の洋菓子職人です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを購入した場合に月々発生する費用として、ローン返済と管理費の支払い、自動車を保持している場合はその駐車場代の他に、修繕積立金が必要な場合が多くなっています。この修繕積立金については、賃貸マンションでは通常発生せず、購入物件独自の費用ということになります。マンションについては、その寿命は40年や50年などと言われますが、長寿命を考慮した物件においても必ず経年劣化していきます。特に雨風にさらされる外壁や、不特定多数の人が利用する共有部分は劣化の進みも早い場合が多くなっています。これらの補修が必要となった場合に、一度に多額のお金を住民から集めて修繕するには、住民の反対や負担も多くなり適切でありません。


その為、毎月ある一定額を修繕積立金として集め、積み立てるということが通常は行われます。共有部などに改修が必要になった場合には、この積立金から費用を拠出し、改修が行われます。この修繕積立金は規模の大きなマンションほど毎月の積立額が高くなる傾向にあります。また、この修繕積立金は、ずっと同じ額というわけではなく、ある程度年が経つごとに見直しが行われ、額が変更になる場合が多くなっています。特に入居して長い間住んでいる場合には、修繕個所も増え、必要な費用が増えていくため、それに応じて修繕費の徴収額も増えていくという傾向にあります。但し、入居期間が長くなれば住宅ローンの返済が終わっていたり、減っている場合も多く、それほど負担にならない場合も多くなります。