中古一戸建てを購入する際には築年数に注目(兵庫県/聖職者/49歳/男性)

僕は兵庫県に住む49歳の聖職者です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


中古の一戸建てを購入する際に重要なポイントは築年数である。築年数が浅いほうがいいと考えるのが当然ではあるが、十年以上経った建物にも大きな利点がある。それは固定資産税である。家は築年数によってその価値をだんだんと失っていくため、それに伴って固定資産税も少なくなっていくのが一般的な解釈である。新築物件の場合、建築して数年間は税金の優遇措置があるため、各種税金を抑えることができる。しかし築年数が浅い中古物件の場合はその恩恵もなく、建物の価値で税金が決まってしまうので、購入後税金に苦労する場合がある。つまり建築から何十年か経ち、家の価値が減少した物件ならば、家の価格もその後の税金も節約できるのである。


しかし建築から何十年も経過しているということは、老朽化などにより建物自体に不具合が生じていることもある。そんな時にはリノベーションである。建て直しをしてしまうと、新築と同じ扱いになってしまい折角下がった税金も元通りとなってしまう上、建築法の関係で減築しなければいけなくなってしまうので、枠組みはそのままでリノベーションを行うことで、税金はそのままで自分の好きな間取りに変更することができる。価格は新築を購入するよりも割安となるので、初期費用や税金面など全体的にみてもお得となる。中古一戸建てを探す際には年数が何十年の建物は敬遠しがちだが、このような利点を考えると、むしろ進んで探してみることも大切である。