僕は山形県に住む40歳の会長です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新築マンションの資産価値というものは完成した瞬間から大きく下がっていきます。特に最初の15年間は価格の下がり方が最も大きい期間となります。しかし、築年数の浅いマンションの取引はかなり活発に行われるために、実際の取引価格はそれほど下がることは少ないのが現状です。その一方で15年を超えたあたりから取引件数は減少するため、価格は安定し始めその後長い期間にわたってあまり変化しない傾向があります。それで資産としての観点からマンションを購入するのであれば、築年数が15年程度のものを購入するのが一番リスクが少ないといえます。とは言え中古物件には中古物件のリスクが有りますから、個々の物件に関してきちんと確認する必要はあります。
築15年程度のマンションを購入するとしても、確認しておくべきことはいくつかあります。まずは建物の管理状態をできるだけ正確につかむことです。実際の物件を見ることも欠かせませんし、管理組合などの活動状況も重要です。普段どんなメンテナンスが行われているのか、中長期の修繕計画がきちんと策定されているのかなどを確認しておく必要があります。また修繕積立金の積立状況も欠かせないチェックポイントです。積立金が不足している状況であれば、それまでのメンテナンスもきちんと行われていない可能性が高くなります。また将来の大規模修繕工事の際に、高額な一時金の支払いが発生することも十分にありえるからです。長期間にわたって資産としての価値を保つためにも、きちんと管理されているマンションを選ぶことが大切です。