僕は北海道に住む68歳の役者です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
不動産は一戸建てであれマンションであれ新築時の価格が最も高く、後は下落していきます。ただし、一戸建ては土地の割合が高いため、その下落率は比較的小さくなります。一方マンションは価格のほとんどが建物であることから、その下落率が高くなり、しかも築年数が経つほど安くなるのです。ですから、買う側としては比較的築浅の築10年以下のものが安くてなおかつ資産価値も高いと人気があります。また売る側としても、このくらいの築年数の物件が最も取引が成立しやすいことから、市場に出回りやすくなるのです。一般に、中古マンション市場は築5年から15年までの物件がほとんどで、それ以上古いものは数が少なくなります。しかし、築15年を超えた物件が人気がないかというとそれは間違いなのです。
実は、築15年以上の中古マンションを狙い目としている人はかなりの数に上ります。その理由は、まず資産としての価値があることです。先にあげたように中古物件は年々価値が下がりますが、築15年を境に価格は下げ止まります。この下落リスクが小さくなった分、資産として見ることに適しているのです。さらに、古い物件は新築より立地に優れていることが多く、また管理をしっかりしている物件であれば、価格以上に価値が高く住みやすいことが多いとされています。また最近、古いマンションを大掛かりなリノベーションで、新築と何ら変わらないほどきれいで使いやすく生まれ変わらせることが増えてきています。こうした様々な要素があり、たとえ築年数が古くても人気の高い物件は数多くあるのです。