中古マンションの値引き交渉はどうやるか。(高知県/司書教諭/25歳/男性)

僕は高知県に住む25歳の司書教諭です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新築マンションと違って、中古マンションは売主が個人であることが多いです。売主が宅建業者はなかなか値引き交渉が難しかったりしますが、個人の場合は交渉可能なパターンが多いです。それでは、どのように交渉すればうまくいくかお話いたします。まず大切なのは売主の状況を知ることです。例えば、売主が住宅ローンを組んでいて返し切っていないなら、その残債はいくらか仲介業者に聞いてみるとよいでしょう。多くの場合はその残債の額以下になるほどの値引きはしてもらえないのがその理由です。また、売主が売却を急いでいるのか、急いでいないのかでも状況は変わります。売却を急いでいる場合には、多少値引きしても早く売りたいと思うからです。


次に交渉の仕方ですが、ただ単に「値引きしてください」「いくらまでなら下げてくれますか」というのは無意味です。無意味どころか、人によってはこんな交渉をする人に売りたくないとまで思われてしまう可能性があります。重要なのは明確な理由と具体的な金額を伝えることです。例えば「物件自体は気に入ったのですが、予算オーバーなので100万円引いてくれませんか」や「壁紙とお風呂がいたんでいるので、その分のリフォーム費用の200万円値引けませんか」などです。もちろんこれは交渉が成立したら契約する前提になります。交渉が成立しても「やっぱり辞めます」では売主に失礼に当たるので、交渉前にはよく検討してください。まずは気に入った物件を見つけたら、その仲介業者に相談すると良いでしょう。