私は三重県に住む33歳のカスタマエンジニアです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
人生で最も高い買い物となるといわれているのがマイホームの購入です。それゆえに、大半の人は住宅ローンを利用してマイホームを購入することとなります。現代においては住宅購入時には利用をすることが当たり前のように感じられている住宅ローンですが、我が国におけるその歴史は意外と古く、日清戦争後の19世紀後半に不動産会社が行ったのがその原型であるといわれています。その後、一部の資産家向けなどを除くとなかなか民間金融機関による住宅ローンが未発達であったことから、第二次大戦後においては、国民の住宅取得を後押しするために、政府によって特殊法人である住宅金融公庫が設立され、いわゆる公庫融資が普及することとなりました。
住宅ローンの金利については、返済期間中金利が変動しない固定金利型と、市場の金利動向に応じて金利が変動する変動金利型、当初の一定年数は固定金利でその後は変動金利に移行するタイプがあります。一般的に借入の段階においては、変動金利型の金利が最も安く、固定金利型の金利がもっとも高い傾向があります。もっとも、将来の金利変動リスクを負う形となるがゆえに当初の金利が安くなるので、最終的にどのタイプで借りることが最も安い金利負担で済むかを借入時点で判断することは難しいといえます。将来の金利変動リスクを負いたくないのであれば固定金利型を選択し、低金利で少しでも早く返済を勧めたり金利負担を負いたくない場合は変動金利を選択するという選択肢もあります。