不動産の基礎~土地とは~(山形県/インストラクター/32歳/女性)

私は山形県に住む32歳のインストラクターです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


不動産とは、土地とその上もしくは地下に建造されたものの総称です。それ以外のものは動産と呼ばれます。ですから、文字通り動かすことが難しいものということです。その不動産において重要な役割を持つ土地とは何かについて説明したいと思います。土地と言われると広大な地面のことを思い浮かべる方が多いでしょう。それも正解ですが、土地というものは一定の範囲の地面と、その上の空中及び地下を包括したものと定義されます。さらに、広義の土地とは、人の手によって区分された一定の地面であるといわれます。なので土地を購入したということは、その区分の上下も含めて自分がどう使うか決められるということです。もちろん常識の範囲内ではありますが。


土地というものの単位は、一筆です。登記簿に記載された1区分が一筆と言われます。なので、その一筆を勝手に所有者が区分しても、それは登記簿がそのままのかぎりは、一筆の土地として扱われます。これは1つの不動産となります。これを逆に利用してみると、表面上は一つの土地にしか見えなくても、登記簿上で別の土地として分画してしまえば、土地は複数として数えられ、多数の不動産を保有しているという解釈になるのです。土地というものは奥が深いです。その法律上の定義から様々な問題が起きます。例えば、隣の木が自分の土地の空中範囲まで、少しだけはみ出ていたとしましょう。定義から考えると、明らかに土地の侵害でありますが、これは実は難しい問題で解釈がわかれたりするのです。土地とは何かを学び、不動産購入を考えてみて下さい。