私は石川県に住む27歳の学長です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
大手不動産会社による大規模分譲の場合には、マンションも一戸建ても値引きは基本的には行われません。他の購入者との関係で特定の人だけ価格を安くするようなことができないのです。一方で、不動産仲介業者が入った相対取引の場合には、値引き交渉は可能です。すなわち、中古物件や更地の売買の場合には可能ということです。そもそも、不動産には適正価格はあっても定価はありません。売りたい人と買いたい人との間で価格が折り合えば売買は成立します。売る側は少しでも高く売りたいし、買う側は少しでも安く買いたいものです。買う時の値引き交渉のポイントは、周辺の売買事例を参考にしながら、一定の価格での購入意思を明確に示すことです。
不動産は高い買い物ですので、簡単に売れるものではありません。売りたい人は高く売りたくても、買い手がいなければどうしようもありません。したがって、この価格であればすぐにでも購入したいと、購入の意思を明確にすることによって、売り手は売れることへの安心感ができます。購入を迷っている状態で値引きを要請しても、売り手としては、無用な値下げになる可能性を嫌います。間違いなく売れるとなれば、価格を下げてでも確実に売ってしまいたいと売り手は考えることが多いのです。売却するには様々な事情がありますが、融資の返済を迫られている、相続税の納付をしなければならない、買い替え物件が既に見つかっているというような場合には必ず売却しなければなりませんので、値下げしても確実に売れることを優先します。