一戸建て購入後の維持費(埼玉県/環境計量士/68歳/女性)

私は埼玉県に住む68歳の環境計量士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


数多くの手続き、お金の工面を完了してやっとの思いで購入した一戸建て住宅ですが、日々生活していく上で交換しなければならない設備や外壁工事が必要になってきます。何年ヶ後には工事の為の費用が掛かって来る事になります。大切な家に長く住み続ける為に必要な維持費です。マンション住まいであれば、修繕積立金を毎月管理会社に払って、必要に応じて積立金を使用し改修工事が必要な箇所を直していきますが、一戸建ての住宅も修繕積立金ではないですが、これから先掛かるであろう修繕費を毎月家計の中から調整して貯蓄していかなければなりません。修繕箇所としては、トイレや浴槽、キッチン、畳の交換、クロス張替え等、どんな物も経年劣化で少しづつ、痛んだり故障したりしてくるものです、そうなった時の為に蓄えておかなければ、いざと言うときに困ってしまいます。


家を購入して、すぐ直す箇所は無いかもしれませんが、10年位経った頃から必要になってきます。工事の費用は、最新の物を買おうと思えばきりが無いですが、トイレで約10万、ユニットバス交換で約100万と相当な金額が掛かります。さらに、20年、30年経てば、扉や屋根、外壁、家全体の改修が必要です。全体を直そうと思えば、大規模修繕になるので、数百万単位の金額を支払って業者に委託する事になります。費用の捻出は、毎月2万~3万位は修繕の為に貯蓄したい所です、それがもし家計的に厳しい家庭では、夏冬のボーナスでの支払いを考える事が出来ます。全てやってしまおうと思えば、纏まったお金が必要になりますが、一箇所づつであれば小額でも可能です。大切な家です。改修工事のタイミングを家族でよく話しあって、検討してみてはいかがでしょうか。