一戸建て住宅の防犯対策を考える(広島県/棋士/55歳/男性)

僕は広島県に住む55歳の棋士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


空き巣などの侵入盗をはじめとする、住居で起こる犯罪は枚挙に暇がありません。その被害は、金品をとられるといった物質的なことだけでなく、精神的にもダメージを与えられてしまいます。ここでは一戸建て住宅で、どうやってこうした犯罪を防げるか、その対策を考えていきたいと思います。まずは、屋外を見渡してみます。二階に上がれる足場となるようなものは家の近くにないでしょうか。物置き、塀、エアコンの室外機、木などです。こうした物は、家から距離をとって設置したいものです。はしごなどは放置しておかず、使ったら物置などかぎのかかる所に片付けましょう。灯油のポリタンクなど、燃えやすいものを外に置いておくことも避けましょう。放火のターゲットになります。


防犯のことを考えると、できるだけ見通しはよくしておくことが大切ですね。物陰になっている所では人目がつかず、犯罪がしやすくなります。囲みはブロック塀よりも、見通しのきく、高さのあるフェンスの方がよいでしょう。また、木を植える際も、死角を作ってしまうような大きな木は避けた方が無難です。ご近所とのコミュニケーションも大事ですね。泥棒などが一番警戒するものの一つが、周囲の目だそうです。地域住民が協力して不審者に目を光らせることで、犯罪をしにくい街づくりをすることができるのです。防犯には住居などのハード面での対策と、住民の防犯意識といったソフト面での対策があります。このどちらも防犯対策には欠かせないものですので、家族やご近所と協力して、最善の対策をしていきましょう。