私は新潟県に住む57歳のトラックメイカーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建て住宅の防犯対策は非常に重要です。なぜなら侵入窃盗が発生する一番多い場所が住宅だからです。平成25年度に警察庁が発表した侵入窃盗発生場所認知件数によると、住宅侵入等の割合が58.7%と半数以上を占めています。そのうち一戸建て住宅が40.9%、マンション等が17.8%となっており、いかに住宅の防犯対策が必須であるかをあらわしています。侵入手段でもっとも多いものが無施錠で、次にガラス破りと続きます。鍵をかけないということに驚きますが、実際にトイレや風呂場などは、換気のために開けているという家も多いです。またゴミ出しや、ちょっと近所までなどという場合に、鍵をかけずに外出する人が大変多いです。侵入者は、そのわずか数分でも見逃さず家に侵入し、犯行におよぶ可能性があるので注意が必要です。
一戸建て住宅の侵入の恐れがある場所は、窓やベランダ、玄関や勝手口などの開口部です。家の周囲が木や塀で囲まれていたり、隣家との距離が離れている場合などは、多少の物音がしても気づかれにくく、侵入者にじっくり作業をする時間を与えてしまいます。鍵などを防犯性の高いものに取り替えることも非常に大切です。しかしまずはじめに防犯対策をするならば、死角になりやすい窓や勝手口に防犯センサーを設置することがおすすめです。具体的には窓の開け閉めを監視する開閉センサーを、玄関や窓、勝手口に設置します。また浴室やトイレの窓も必要に応じて設置するほうがよいです。また侵入者に、この家はやめておこうと思わせることも非常に大切です。侵入に時間がかかる家は敬遠されますから、自然と外からみてセキュリティ意識の高い家であることを示すことが重要です。