私は石川県に住む61歳の経済評論家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
結婚して子どもが産まれ家族ができたら、次に考えるのは「住宅」です。賃貸の選択もありますが、ある程度の広さで庭も欲しい、ペットも飼いたいとなれば一戸建て住宅も選択肢に入ります。マンションは管理費や修繕積み立て費がかかりますが、一戸建て住宅ならかからないからと考えるかもしれませんが、実は一戸建て住宅でもそれなりに維持費はかかります。まず、家を建てたら税金を毎年払わなくてはなりません。「固定資産税」と呼ばれるもので、年4回に分けて納めます。この税金は毎年の出費になりますが、家を建てて10年サイクルであちこち修繕も必要になります。この修繕のための費用は、マンションの積み立てのような感覚で、毎月できるだけ金額を決めて貯蓄しておく必要があります。
例えば屋根の葺き替えや外壁のメンテナンスは費用としては一番高額になります。これは先延ばしにしようと思えばできますが、雨漏りなどが発生してからでは莫大な費用がかかるので、あらかじめメンテナンス費用は積み立てておくのが賢明です。そのほかに庭の芝生や庭木の手入れなどですが、これは自分でやることも可能です。プロに任せる部分と自分でできることを分けて資金計画を立てることが大事です。プロの手を借りるものとしては設備の維持管理や交換です。ボイラーやセントラルヒーティング、ガスコンロやトイレなども10年くらいで修理や交換が必要になるので、そろそろだなと感じたら、ボーナスなどで計画的に資金計画を立てます。電化製品なども交換時期が重なると痛い出費になるので、合わせて計画的に購入するのが無難です。