一戸建て住宅における防犯対策について(和歌山県/翻訳家/31歳/女性)

私は和歌山県に住む31歳の翻訳家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての住宅で防犯対策を考えた場合、マンションやアパートなどとは違って、比較的自由に防犯を行うことができます。敷地内に共有部分がないため、誰に許可をもらうこともなく、自分の判断でさまざまな対策が立てられます。防犯を考える場合には、想像力を働かせて、泥棒に嫌われるような家づくりをすることが大切です。泥棒は、だいたい10分程度の時間が過ぎると75パーセントが侵入を諦めてしまいます。時間がかかればかかるほど、捕まってしまう可能性が高まるからです。どんなに優れた防犯グッズも、完璧なものはありえません。したがって、誰も侵入することができない要塞のような家をつくりあげるよりも、泥棒が侵入するのに時間がかかる家づくりをすればいいのです。


一戸建て住宅に泥棒が侵入する場合、圧倒的に多いのは一階の窓からの侵入です。そのなかで、もっとも多いのが掃き出し窓からです。掃き出し窓の対策は、ガラスを割るのに時間がかかるように防犯ガラスにして、鍵を開けるのにさらに時間がかかるようにするのが効果的です。面格子は外されやすいものが多く、たとえ専用のネジを使ってあっても弱い素材のものは、簡単に壊されてしまいます。面格子があるからといって、窓に鍵をかけないでいると、容易に泥棒の侵入を許してしまいます。施錠は、いつでもしっかりするのが基本です。泥棒は大きな音を嫌うので、振動や開閉によって反応するブザーを取りつけることも効果的です。また同様に、家の周囲の庭に砂利を敷いて対策することも可能です。