一戸建て住宅で必要な維持費(岡山県/エクステリアデザイナー/48歳/男性)

僕は岡山県に住む48歳のエクステリアデザイナーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て住宅には、シロアリ対策が欠かせません。新築の時は対策をしてありますが、通常は10年間程度の保証期間になっていますので、その期間が過ぎたら再度のシロアリ対策をする方が無難です。また、雨樋や屋根は風雨の影響を受けて傷んできますので、雨漏りなどが起きる前に補修をした方が良いです。シロアリ対策も屋根の劣化も目で見て分かるものではありません。シロアリの被害が目視できるようになっては困ります。2階建ての家屋であれば、2階の上の屋根は通常は見えませんので、傷みに気付きません。一戸建てはこのような維持費がかかります。マンションのように修繕積立金があって管理組合が修繕の発注をしてくれるわけではありません。


一戸建てのメンテナンスは自分でするしかありません。維持費の支出を惜しんでは家屋が劣化してしまいます。外壁に黴が生えたり、塗装が薄くなったりした場合には、再度の塗装をする必要があります。一戸建ての維持費をマンションと単純に比較することは難しいですが、鉄筋コンクリートでできているマンションと木造の一戸建てでは、そもそもの強度や風雨に対する影響の度合いでは、マンションの方が優位であることは間違いありません。マンションの場合には、自分の居室以外の共用部分のメンテナンスも全員で負担しますので、最終的にどちらの維持費が安いかは比較が困難です。いずれにしても、自宅を新築同様に維持して使い続けるためには維持費の支出は避けられません。