一戸建ての間取りを考える時のポイント(長崎県/デザイナー/25歳/男性)

僕は長崎県に住む25歳のデザイナーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての間取りを考えるのは、特に初めての場合迷うと思いますが、ポイントを押さえておくと大丈夫です。実際に一戸建てを立てた方のアドバイスから、ポイントをご紹介します。まず、音の伝わり方を考えます。生活音は沢山あります。例えば小さなお子さんのいる方は、走り回る足音です。他にも洗濯機や、換気扇の音、浴室やトイレの排水音にも注目したいです。音の伝わり方を考えると、それらの音の発生源と客間やリビングのくつろぎの空間に面していないかを注意します。また、人通りの多い道路に近い場所にこども部屋を配置していないか、足音のする廊下とリビングが隣り合っていないかも気を付けたいところです。これらを対策するには、図面の段階で、音の発生源と気になる部分が重なっていないかを気を付けると良いでしょう。


他にも収納スペースの広さや奥行きなども気を付けたいです。学齢期のお子様がいる家庭は、特にどんどん物が増えてきますので、出来るだけ収納が便利な間取りにしたいです。クローゼットの広さや奥行きは、今の住まいと比べて十分な広さはあるかどうか、収納したい物のサイズと収納スペースの広さ、奥行き、高さがあっているかどうか、収納した物が丸見えになるようなつくりにはならないかどうかなどです。また、実際に使う時に便利に物を出し入れ可能なつくりになるかどうかは非常に重要です。それには、使う場所としまう場所動線はスムーズに結ばれているか、収納のスペースの中に照明があった方が出し入れが楽かどうかを考えると良いです。毎日住む家ですから、家族が快適に暮らしやすい間取りをまずは家族全員で考えてみてはいかがでしょうか。