僕は長崎県に住む51歳のSF作家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建ての構造には、大きく分けて木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の3タイプがあります。さらに、各構造を工法によって細分化することができます。主な工法は、木造であれば在来軸組工法、2×4工法など、鉄骨造ではプレハブ工法、重量鉄骨造など、鉄筋コンクリート造では壁式構造、パネル工法などがあります。マイホームを購入しようとするときに、構造や工法にこだわることは少ないかもしれませんが、マイホーム購入は30年近い住宅ローンを組み立てる訳ですから、この長期間に十分耐えられる構造や工法を選ぶことも重要になってきます。一戸建ての場合、マンションとは違って建築基準法の規制がかなり緩くなっています。よって、建物の安全性を気にする人は、工法の特徴を詳しく知ることも必要です。
一戸建ては、マンションのように管理費や修繕積立金はかかりませんが、その代わりに自分で維持管理を計画して定期的に行わなければなりません。また、10年前後で屋根外壁の塗装工事や防水工事が必要になり、配管や各設備なども経年劣化していき、交換の時期は必ずやってきます。そうした定期的なメンテナンスを怠ると建物の寿命を縮めることにもなってしまいますので、月々の積み立てなどによる維持管理費の準備をしておくことが必要です。一戸建て、特に現在の木造住宅は寿命が短く、一般的に30年前後が一戸建ての耐用年数と言われています。しかし最近、長期優良住宅普及促進法や住宅の長寿命化促進税制などにより長寿命化住宅の普及も活発化しているため、建物の寿命が延びつつあります。維持計画をしっかり立て、メンテナンスしたいときに資金がない、ということが起こらないように準備をしておきたいものです。