一戸建ての内覧会においての注意点(長野県/整備士/63歳/女性)

私は長野県に住む63歳の整備士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての内覧会のとしては、大きく分けて建売住宅のものと注文住宅のものの二種類があります。内覧会が行われる時点においては、物件はまだ完全には仕上がっていることはありません。一連の流れを説明すると、まず、内覧会の開催日時については、建売住宅の場合で引渡し日の2週間前くらいに案内が届いて、日程調整後に決定されます。当日は、担当者によって建物の中を案内されて、全体を見ながら、オプションなどの確認を行います。また、注文者によって不備の部分がないかどうかのチェックがされて、当日に用意されたチェック用紙に不備の部分について書き込みをします。用意されたチェック用紙は、その日に担当者に提出されることにより、引渡し後のクレームやトラブルの未然防止につながります。


内覧会の当日に準備すべきものとしては、メジャー(3メートル)、マスキングテープ、油性ペン、小さいボールなどがあります。メジャーはシンクの高さなどのチェックに使います。きちんと注文どおりになっているかを調べます。マスキングテープは、フローリングや、クロスなどの傷のチェックに使います。また、ボールは床面の水平を見るときに使えます。内覧会で特に注意するべき点の一つにフローリングの傷やきしみがあります。これについては、実際に歩いてチェックをします。この時にスリッパを脱いでおくことが重要です。そうするとわずかな引っかかりも気が付きます。また各部屋のドアの建て付け等もしっかりとチェックする必要があります。いずれにしても、引渡し日にこんなはずではなかったということがないように細かくチェックを行うことが重要です。