僕は広島県に住む57歳の駅員です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
同じような間取りの一戸建てであっても、住宅会社によって住宅価格に非常に大きな開きがあります。テレビでコマーシャルをやっているような大手ハウスメーカーなどの場合、地域の工務店とは600万円から700万円もの差があります。依頼者が建築費として支払ったお金が、どれだけ依頼者の家に使われるかは大事なポイントです。4LDKの一戸建てを建てた場合、依頼者の家の材料、職人さんの賃料など、現場、つまり自分の家にどれだけの費用がかけられているかということです。依頼者にとって一生に一度の家づくりのため、できるだけ精度の高い施工を目指し、メーカーの検査で修正チェックをゼロにするような不動産会社を選ぶことが重要です。
絶えず施工の精度を上げ、コストダウンの努力をしている不動産会社は信頼できます。展示場のモデルハウスの建築、自社ビルの費用、維持費や広告費、営業の人件費などは、すべて依頼者の建築費から出されているのです。もちろん、企業の利益を出す必要があるため、適切な利益を出してこそ、いい一戸建てが建築されます。また大量発注や工程の合理化などで、大手メーカーの企業努力もあります。しかし依頼者が2000万円を支払ったとして、そのうちの半分程度しか現場に使われていないケースも存在することを認識する必要はあります。スーパーでの買い物で、1円でも安い買い物を目指すのと同様に、数千万円の家づくりになら特に、無頓着ではいけません。