私は沖縄県に住む53歳の裁判官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
そろそろマイホームをと検討されている方の中で、一戸建てか分譲マンションにするかで悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。やはり、金銭面だけで考えると、戸建ての方がマンションよりも優位性があると言えます。しかし、結論から言うと、それぞれに、メリットもデメリットもあり、そのことについて考慮した後で、自分にあった住まい、家族も納得する住まいを実現させてほしいです。新築か中古物件かの違いによっても、優位性が異なってくる場合がありますし、一戸建てにしても、土地から購入してから注文住宅を建てる場合と、土地付きの一戸建て(建売住宅)を購入する場合とでは違ってきます。ここでは、主に新築の建売住宅についての優位性について、ご紹介します。
一戸建ての主なメリットは、まず管理費や修繕積立金、駐車場代、駐車場管理費といった費用がかかりません。また、築年数が経過しても土地の部分の価値があるため、資産価値はある程度は残ります。それに、管理組合への参加義務もなくなります。他にも優位な点はあります。例えば、一戸の家として独立しているために、プライバシー面で優位な状態ですし、隣家と離れているほど、騒音面で神経質になることがなくなります。また自由に増築や建て替えもできます。以上のようなことが、一戸建てのメリットとして挙げられます。戸建てのデメリットとして、空き巣や放火などの防犯ではマンションの方が優位性が高いといわれますが、裏を返せばそれも戸建ての優位性として考えられます。なぜならば、分譲マンションでも共有部分は、自分が好きなようには防犯対策ができないからです。戸建てならば、その点自由です。自分が思う通りの防犯対策ができるわけです。