僕は北海道に住む52歳のコンシェルジュです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建ての3階建て住宅のメリットは、何といっても便利な場所に建っているということです。第一種低層住居専用地域に指定されるような閑静な場所には、建物を建てるための厳しい条件があるために、3階建ての住居を建てることができず、駅前やバス通りに面した繁華な場所に建設されるからです。交通の面などの利便性というメリットの反面、3階建てで覚悟しなければばらないデメリットもあります。そのことについて、ご紹介します。まず、3階建て住宅は、階段が急であることです。建物の土地が狭ければ狭い程、そこに3階の家を建てると階段の勾配はきつくなるというわけです。足を踏み外して落ちる可能性が、一般の2階建てよりは高くなります。
また、3階建ての住宅の場合、風呂場は1階に作られるのが一般的です。なぜなら、重い風呂場を2階や3階に持ってくると、建物が不安定になるからです。特にスリムな3階の住居であれば、なおさら1階が風呂場の定位置となるわけです。LDKは、日当たりのよい2階に配置して、3階は寝室・子供部屋にしている方が多いのですが、そうなると、2階のキッチンで料理を作りながら1階で洗濯機を回すとなると、2階と1階を行き来しなければなりません。主婦だけではなく、家族の階段の行き来も多くなります。例えば、毎朝、会社に出勤したり学校に登校するまでのことを考えてみてください。朝起きて顔を洗い、着替えをして朝食を食べるという場合、3階・1階・3階・2階という動きになります。頻繁に急な階段を利用するので、階段を踏み外す可能性が高くなるというわけです。