私は滋賀県に住む31歳の森林コンサルタントです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建てを購入する時に気になるのが築年数の問題です。建物の美しさだけではなく耐震性に関わって来る問題ですから、見過ごす事が出来ません。日本における建物の耐震基準は1981年に改定されました。一般的に、大型地震に備えるならば1981年以降建てられた一戸建てを購入すべきと言う声もよく聞かれます。一方で築年数が1981年以前であったとしても、建物がリフォームされている場合もあります。耐震性をきちんとしておきながら安価な一戸建てであるばあい、これを逃す手はありません。築年数を経た物件は新築より安いものですから、一度に二度おいしいとはまさにこの事です。同様に建物内部の清潔感も、リフォームされたものは新築とそう変わらないと言われる事さえあるほどです。
一般的に築30年を超えている一戸建ては、市場価格が安い事で知られています。あるいは同価格の新築を購入するとしても、敷地面積などの広さ、規模が違うのです。一戸建てを購入した時の楽しみと言えば自分自身でリフォーム出来る自由度が増す事でもあります。どうせなら安価で築年数が30年を超えた家を買い、大々的にリフォームしてみると言う手もあります。また建物の劣化具合や耐震性は一概に築年数だけでは判断出来ない問題もあります。1981年以前に造られたとしても、新耐震基準に匹敵した耐震性を保っている家ももちろん存在しているのです。築かれた年数に惑わされず、その物件そのものの質を見極めようとする姿勢が大事なのではないでしょうか。