私は熊本県に住む37歳の社会福祉士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
住宅を購入する際、マンションにするか一戸建てにするか多くの人が悩みます。マンションのメリットは、立地条件が同じ場合土地がないため一戸建てに比べて物件価格が安めになります。また、セキュリティが高いことから防犯面で優位性があります。そして、将来の修繕計画がしっかり立てられているため物件の管理についても安心です。一方、一戸建てのメリットは、なんといっても土地を持っていることです。建物については、築年数が経てばその価値は必然的に下がってしまいますが、土地の部分の価値はそのまま変わらず残り続けるため資産価値が高いといえます。また、マンションに必須な毎月の管理費や修繕積立金、車がある場合は駐車場代等が戸建てには必要ないことも費用面からみれば大きなメリットといえるでしょう。
実はもう1つ、一戸建てには大きなメリットがあります。それは、固定資産税に関してです。固定資産税はもちろんマンションであれ戸建てであれ当然かかってきますが、この算出分がマンションの方が高く想定されているのです。というのも、固定資産税は土地よりも建物の方に価値があると見るため、同価格の住宅なら土地に比重を置く戸建てより一般にマンションの方が高くなる傾向があります。しかも、固定資産税は建物の耐久年数によっておおよその支払い年数が決められており、鉄筋コンクリート造のマンションでは47年、木造の戸建てでは22年ほどと想定されていることから、なんとマンションは戸建てに比べて2倍もの期間、固定資産税を払い続ける必要があるのです。