僕は愛媛県に住む20歳の大工です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
最近の傾向として、頭金を用意せずに、ほとんど全額を住宅ローンで借りるケースが増えています。今の家賃を払い続けながら頭金をためるのは容易ではありません。住居のために二重に資産を用意するなら、さっさとマンションを買ってしまって家賃分を支払いにあてたほうが良いという考え方です。不動産側も、お金がないから、と躊躇する若い世代には「頭金は必要ありません」を売り文句にしています。一方で、ボーナスをあてにしたローン払いを組んだ家族がボーナスが減ったり無くなったり、給料自体も少ないと住宅ローンを払いきれなくなる、住宅ローン破産が増えています。無理をして実際に払いきれない額の住宅ローンを組むと、せっかく手に入れたマイホームを失ってしまいます。
具体的にどれくらいの頭金を用意したら良いのでしょう。融資銀行はかつては2~3割を求めるのがふつうでした。これぐらい用意する能力があれば、ローンを返してもらえるだろうという統計でしょうから、2~3割用意するのが妥当でしょう。もちろん、多ければ多いほど良いです。平均的なマンション購入資金は600万です。一戸建て住宅も大して変わりません。一方、住宅購入者の3人に1人は資金1割未満です。いずれにしても住宅ローンを返済しながら、教育資金や老後資金を用意していく必要があります。住宅ローンが他の資金を圧迫しないように考えましょう。また固定資産税や修繕費、駐車場代など他の出費があることを含めて、今の家賃=返済額では苦しくなっていきます。