マンション購入にあたっての年収の目安(島根県/ランドスケープアーキテクト/51歳/男性)

僕は島根県に住む51歳のランドスケープアーキテクトです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


ここのところ日本経済がやや上向きに転換しつつあります。そのためなのか、マンションの購入を検討する人が増えてきています。また、消費税増税の問題はこれに拍車をかけるかのような効果を生みました。消費税5%のうちに契約してしまおうという人たちがかなりいたことになります。そこで気になるのが、契約を結んだ人たちの年収と実際に売れた物件の値段の関係性です。一体どれくらいの年収の人たちが、どのクラスの部屋を購入しているのでしょうか。一般的によくシミュレーションされるターゲット層としては、年収400万円未満の家庭です。この仮定が果たして妥当なのかどうかを検討してみたいと思います。平成24年度の国税庁の調査によれば、日本のサラリーマンの年収の分布は300万円以上400万円未満にピークがきています(男性の場合)。したがって、シミュレーションの結果は妥当だと考えられます。


さて、シミュレーションの結果ですが、年収400万円クラスだと住宅ローンも含めて購入できる価格帯は2300万円程度のようです。毎月の返済額は約8万5000円になります。また、ある調査によるとこの価格帯の物件を購入する人たちの約50%は30代が占めているという結果になっているそうです。購入する際は、頭金も用意しなくてはいけません。購入金額の2割程度を目安にしておくとよいでしょう。最近では頭金なしの住宅ローンも登場していています。メリットとしては預貯金がなくても物件が購入できるところですが、その代わり月々のローン返済額が高くなってしまいます。この点に関しては銀行などの窓口で融資に関して相談することをお勧めします。