私は岩手県に住む62歳の歌手です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

新築マンションを少しでも安く買いたい場合には、売れ残り物件を探し出して値引き交渉をすればよいという話を耳にすることがよくあります。確かに分譲業者としても大量の不良在庫を抱え込んでいてはコストばかりがかさむことになりますので、多少値引きしてでも売ってしまいたいというのが正直な気持ちです。しかし、この値引き交渉がスムーズに進みやすい人とそうではない人がいるのが事実です。どのような条件を備えている人であればマンションの値段を下げてもらえる可能性が高いのかと言いますと、まず自己資金をたっぷり持っている人が有利です。自己資金をふんだんに用意することができる人であれば、住宅ローンの借入額を低く抑えることができますので、ローン審査にも通りやすくなります。

一方、自己資金をあまり用意することができない人の場合ですと、たとえ値引きして販売する契約を結んだとしても、住宅ローン審査で落とされてしまい、結局はキャンセルになってしまう可能性が考えられます。キャンセルになってしまうと、そこまでにかけた時間や手間が全て無駄になってしまいますし、その客の口からあまり望ましくない形で値引きの噂が広がる可能性があります。分譲業者側としては、確実に購入してくれそうな客であればこそ思い切った価格の提案をすることができますが、銀行ローンを組めるのかどうかわからないような危なっかしい客に対しては大盤振る舞いすることができないのが実情です。したがって、自己資金が多いほど有利になります。