マンション価格の値下げは買い手にチャンス(奈良県/学校事務職員/33歳/女性)

私は奈良県に住む33歳の学校事務職員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


都心などを除いて、現在の不動産業界は決して好況とはいえず、会社の生き残りがかかっています。そのため、完成しているマンションを早く売り切ってしまおうと考えるケースもあります。すでに大きく値下げした新価格を発表したり、個別に大幅値引きをしているところもあります。これから発売するマンションも、同じことが予測されます。この状況は、シングル女性にとってチャンスといえます。実はこれまでにも不動産業界では、このような状況になったとき、売れ残ったマンションをまとめて、別の不動産業者に価格を大幅に値引きして売りさばくことが多かったのです。しかし、それはすべて水面下で行われていたため、一般購入者はあまり知ることができなかったのです。


ところが今は、その価格でも買い取ることのできる業者が多くないため、卸値で一般市場に出ることになるのです。そして、まだ売り出していないマンションなら、市場が回復して景気がよくなってから利益を乗せて売り出すことを考えていました。不動産業者のなかには、赤字覚悟で利益ゼロの販売に踏み切っているところもあります。特に株式を上場している不動産会社は、決算期までには売り切らないといけない状況です。マンションが完成してしまうと、借りている事業資金の銀行への返済期間があるため、そこで売れ残りを少なくし、資金回収をしようと考えるからです。会社の存続は非常に大切なことです。そのため、現在は買い手にとって好機であるといえます。