僕は埼玉県に住む67歳の医師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新築マンションを買うときに必ず利用するのがモデルルームです。モデルルームにその物件がどんなものなのかの情報がたくさんありますからしっかり活用して、どんなマンションなのか判断するための材料にしてください。完成予想図では外観や周辺の環境について、詳しく知ることができます。バルコニーの形や近隣の部屋との位置関係などをしっかり見ておきましょう。構造展示では、マンションの耐久性や安全性を示す数字があるはずなので、具体的なものをチェックしておきます。モデルルームには必ず見学用の部屋が用意されています。複数あることもありますが、この見学用の部屋は、自分が買おうとしている部屋と同じとは限らないことを忘れないようにすることが重要です。
あくまでもその物件全体のコンセプトを示すための部屋となっていますから、全体で共通している部分を探してみることが重要です。玄関のドアや床材、クロスなどの内装関係の雰囲気や、キッチン・トイレお風呂などの水回りの様子などが基本的に共通している部分です。廊下の幅は、将来にかけても快適な生活を送れるかどうかの重要なポイントとなります。介護が必要な親との同居を考えているなら、最低でも95センチは必要となります。幅だけでなくてドアを開けたときに通行の邪魔にならないかなど、細かい配慮が行き届いているかも見ておきたいポイントです。四隅の柱や天助に梁などのでっぱりがあるかないかも、部屋の雰囲気や家具の配置に大きな影響がありますから、見ておいたほうがいいかもしれません。将来にかけてどんな生活を送りたいかをしっかり意識してモデルルームの見学に臨んでください。