マンションの購入と築年数の関係(神奈川県/洋裁師/72歳/男性)

僕は神奈川県に住む72歳の洋裁師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一般に住宅というものは、一度誰かが購入してしまうと(つまり中古になってしますと)新築に比べて大きく価格がさがり、その後も時間が経つにしたがって価格が下がっていく傾向にあります。同じ住宅であっても一戸建ての場合は価格に占める土地価格の割合が大きいためマンションほどの下落率にはなりません。しかし、マンションの場合は土地価格の割合が小さいために評価価格の下落率が、一般的に一戸建てに比べると際立って大きいものです。しかし、価格が下落するといっても全ての物件で同じように下落するわけではなく、下落しやすい物件とあまり下落しない物件があります。マンションを購入するときには、出来るだけ築年数が増えても価格が下落しない物件を選びたいものです。


賢くマンションを買うコツの一つとしては、築年数がある程度たった中古の物件を買うという手があります。マンションの価格は、新築からの15年間は急激に評価価格が低下するがその後は安定するという一般的な法則があります。したがって、築年数が15年以上たった物件であれば購入してから価値がほとんど下がらず、資産形成という観点から大きなメリットとなります。もちろん、築年数が15年以上の物件の場合は、消耗品が古くなっていたり見えないところに経年変化によるトラブルの原因が隠れている可能性がありますので、新築の物件を選ぶ場合よりもより慎重な目利きをする必要があります。とはいうものの、日本の場合は慎重に探せば築年数が経っている物件でも程度の良いものが沢山ありますので満足いくものを探すのはそれほど難しくはありません。