私は岩手県に住む39歳の司法書士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションを購入しようと考えている方であれば、その買い時とは果たしていつであるのか、ということを一度は気にしたことがあるでしょう。一般的に買い時であると判断される指標とされるものについて説明をします。まず、直近の出来事としては消費税が8%に増税されることをきっかけとした駆け込み需要がありました。このように、税金が上がるなどのわかりやすいきっかけが、期間限定などである場合は、どうせ買うものなのであれば今買いましょうという結論にいたります。また、そういった世相を反映しない考え方が、住宅購入には適用されるケースもあります。例えば、物理的に現在住んでいる住居が狭くなったなど、転居の必要性が生じた場合です。
このような場合、今は世間的に住宅の購入に不利な状況だから、4、5年様子を見てみようという結論にはなりにくいです。家族構成の変化、現住居の変化などが個人的な買い時であるといえます。そのほかに、必ず物件の価格動向の傾向、人口の推移状況などの指標も世間の買い時を判断するのに使用されます。また、前述の増税などのきっかけによって、需要が一旦落ち着いたころもねらい目と判断する場合もあります。理由としては、選択できる物件数が豊富な状態であることです。駆け込み需要が終わった後というのは急に需要が減ってしまうため、豊富な物件の中から落ち着いて選択できるところが有利です。このように、マンションの買い時には、個人の事情と世間の状況の両方の要因が関連しています。