私は福井県に住む69歳のランドスケープアーキテクトです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
私は今、夫婦名義でマンションを購入することを検討しています。私は幼いころからアパートやマンション住まいでした。引っ越すと新しい気持ちになれるのが楽しくて、新聞の折り込みチラシに掲載されているマンションの案内をじっくりと見たりします。それは結婚した今でもほとんど毎日行う日課のようなものです。広さを見ては「この広さだと何人家族で住めるな」と思います。間取り図を見ると、「これだと光がたくさん差し込むから明るいだろうな」などと想像しながら見ることに面白さを感じるのです。そんなことを繰り返していくうちに、自分の中に絶対大切だと思う間取りのポイントができてきました。それは一人暮らしだった昔も、家族3人で暮らしている現在も変わらず譲れない点です。
間取りで譲れない部分とは、バルコニーの幅がある程度広いこと、そしてクローゼットなどの収納スペースが広いことです。バルコニーは、自分が大人になるにつれて徐々に幅があるほうを好むようになりました。洗濯物やプランターの世話などがしやすいのが魅力的だからでしょうか。収納スペースが広い間取りは最近増えてきた気がします。私はウォークインクローゼットなどの大容量収納に憧れます。各部屋に必ず収納があれば部屋は広くきれいに使えると思ったからです。沢山の間取りを見ていると、あまり変わらない図面でも好き嫌いが自分の中に出てきます。その好き嫌いが分かれるポイントがどこにあるのかを自分で分析できれば、マンションを購入するときに後悔しないのではと思っています。