僕は東京都に住む43歳の看護師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

マンションは専有部分と共用部分とに分かれます。専有部分は居住空間のことで壁や床あるいは天井などに囲まれている空間がそれにあたります。正確には壁や床などの表面部分からの空間を指します。対して共用部分は住戸の前の廊下や屋上、エントランス部分などを指します。またエレベーターや電気設備、給排水管といった水道設備もそれにあたります。更によく勘違いされることの多いものとしてベランダやバルコニーも共用部分のため、建前上は物を置いたりしてはいけないようになっています。分譲マンションの一階の住戸を購入した場合は、住戸によってはガーデンがありますが、このガーデンも専有部分にはあたらないため、注意をしておく必要があります。

このように共用部分は住戸と住戸を隔てるコンクリートの壁や各廊下、エントランスなど多くあります。このため住戸の壁に穴を開けたりといったことも禁止されています。高級賃貸ではエントランス以外にもロビーが設けられることもよくあります。更に上層階にはラウンジが設置されて夜景を楽しんだりもできますが、これも専有部分ではないため、勝手に私物を設置したり何かを持ち帰ったりすることは禁止されています。ライブラリーやプールといった施設も同様の扱いとなり、そこのある施設は住民共同の資産となるため、管理も専門の管理会社が行うことが多くなります。このようにマンションには共用部分が数多く存在するため購入時にはどの部分がそれにあたるか注意しておく必要があります。