私は香川県に住む29歳の編曲家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションを購入する際の住宅ローンの借入期間について、借りる人が不安になるのは中古物件の場合です。一般的に住宅ローンの最長借入期間は35年程度です。新築のマンションの場合には問題ないのですが、中古の場合には建物の耐用年数との関係を気にする人がいます。耐用年数とは減価償却をする場合の償却年数でもありますが、居住用の鉄筋コンクリート構造の物件は47年と税法で定められています。これは税務上の償却年数ですが、それを一般に耐用年数とも言います。例えば、築年数が20年の中古マンションを購入する場合、この考え方での耐用年数まで残り27年です。住宅ローンの最長融資期間が35年であっても27年までの融資しかできないかが問題になります。
多くの金融機関では、耐用年数を超過する融資期間を認めていますので安心です。そもそも、融資する時点での担保評価よりも借入金額が下まわっていることが前提になりますが、実際には耐用年数を超えても居住することはできますし、定期的なメンテナンスをしていれば建物の老朽化はある程度は防止できます。築後50年というようなマンションの場合には、耐用年数を過ぎていますので、担保評価自体が大幅に低くなりますが、住宅ローンを借りられないわけではありません。銀行などの金融機関は耐用年数も一つの参考にはしますが、実際の市場価格すなわち流通価格を重視して担保評価をしますので、中古マンションの住宅ローンの返済年数が極端に短くなることはありません。