僕は埼玉県に住む60歳のディーラーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
現在、日本の建物1981年以降に建てられた建物は新耐震基準によって建てられているため、一定以上の耐震性が期待できます、しかし、建物が丈夫でも、家具の下敷きになって犠牲になることも考えなければなりません。阪神淡路大震災では、建物が倒れなくてもタンスや本棚などの家具の下敷きになり、負傷したり亡くなった方がとても多く、新潟中越地震でも4割の人が家具類の転倒や落下物が負傷原因となっています。最近、タワーマンションを中心に普及が進んでいる免震構造のマンションであれば、建物の揺れを抑え、家具の転倒を防ぐことが期待できます。しかし、ひとたび大震災が起きれば停電や断水、ライフラインなどが遮断されてしまう可能性があります。避難時のことも考えて、日頃から地震対策を心がけることが大切です。
家具の地震対策として、家具を極力しないことがベストですが、置く場合は家具を壁や天井に固定するなどの対策が必要です。耐震マットなどはネットからでも購入することができます。まずは寝ている時に地震がきても大丈夫なように、寝室から対策をはじめましょう。また、地震が起きたときに火災を発生させないようにする必要もあります。88年前の関東大震災では大多数の人が火災で亡くなっています。消化器を準備しておくことも大事ですが、避難時に自宅のブレーカーを下げておけば、停電が復旧した際に家電製品による火災を防ぐことができます。ほかにも、避難する時のことを考えて、実印や預金通帳、運転免許証などをすぐ持ち出せるようにしておくことが大切です。