そもそもタワーマンションの定義と特徴とは(岩手県/建築コンサルタント/74歳/男性)

僕は岩手県に住む74歳の建築コンサルタントです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一般的にタワーマンションとは地上17階建て以上、もしくは高さ57m以上のマンションのことで、超高層マンションとも言われています。タワーマンションの定義は曖昧な部分も多くて、20階建て以上や高さ97m以上の物件を指す場合もあり、不動産業者によって微妙に異なっているのが実状です。さてタワーマンションの特徴はその高さのみならず、旧来の集合住宅とは大きく異なる部分があります。以下に整理してみましょう。・商業施設が併設されていること住居として利用する以外にも商業施設が入るケースが圧倒的に多く、スーパーマーケット、飲食店、クリニックなどが低層階のテナントとなっています。・共用施設や住民サービスが充実していることアスレチックジム、プール、カラオケ施設、来訪客向け宿泊施設、共同浴場など高級ホテル並みの共用施設が充実している物件も珍しくありません。


またエントランスホールのカウンターには、高級ホテルのようにコンシェルジュが常駐しているケースも多いです。共用施設の利用やクリーニングの受付、タクシーやハイヤーの手配、宅配便の差出や受取などのサービスが提供されます。・売り出し価格の幅が広いこと売り出し価格は物件によって大きく異なっており、選択の幅が広いです。間取りだけを見ても、単身者向けの1LDKからファミリー向けの4LDKや5LDKまで様々です。また設備や提供サービスのレベルも一律ではないので、物件による価格差は大きいです。その他、立地の利便性やイメージ、部屋のある階数や方位によっても大きく差が出ます。・耐震性に優れていること制震構造、もしくは免震構造が採られており、揺れに合わせて建物も揺れて地震の負荷を効果的に逃がしますから、巨大地震でも倒壊リスクはほぼありません。以上が主な特徴ですが、理解して現地に足を運んでみてください。