「耐用年数」タグアーカイブ

一戸建ての耐用年数について(富山県/プラントハンター/36歳/女性)

私は富山県に住む36歳のプラントハンターです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


住宅には、寿命があります。マンションでも一戸建てでも同じです。一戸建ての場合、住宅の材質によって耐用年数が違います。まず、木造住宅の場合です。木造住宅の平均寿命は、約27年から30年とされています。とはいえ、この年数は木造住宅が初めて建てられてから取り壊されるまでの期間であり、実際は約40年から50年経過しても、十分住むことができるとされています。よって、耐用年数が過ぎたからと言って、家の価値が下がる訳ではありません。住宅ローンも、耐用年数に関わらず組むことが可能です。とはいえ、一戸建ても時が経てば、至るところに劣化が見られます。例えば、壁紙が汚れてきたり、キッチンやコンロなどにも寿命を感じることがあります。


さらに、外装や屋根にも割れや汚れが発生している場合があります。このような汚れは、たとえ住んでいなくても、ある程度発生します。また、自然の風土で外装は必ず劣化します。とはいえ、定期的に点検を行い、足らない部分は補修工事などで修繕していけば、長くその家に住むことが可能です。小さな汚れや傷等であれば、工事費用も安く済みます。そのままにしておいて、後から高額な工事費用が必要になるよりもずっと良いです。築20年から30年を超えてくると、新しい建築資材が出てきている可能性があります。よって、リフォームなどで新しいものに変えることで、耐用年数を伸ばすことが可能です。また、住宅ローンを完済していれば、建て替えても良いです。

マンションの耐用年数と寿命を知る方法(岡山県/再開発プランナー/52歳/女性)

私は岡山県に住む52歳の再開発プランナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションは一般的に鉄筋とコンクリートで建築されています。そのため耐用年数が約50年前後と長いです。国が公表している年数は鉄筋コンクリートの場合、平均的な寿命は46年になります。これはあくまでも取り壊された年数になり、それぞれのマンションで一律に同じというわけではありません。物件の中には、国が公表している年数よりも長い建物も数多く存在します。それは建築方法や資材や管理の仕方などによって変わってくることがあるからです。また新築の物件の場合は、定期的なメンテナンスが施されることによって寿命が長くなることが多いです。そのため平均的な寿命は、それぞれの物件によって異なってきます。特に鉄筋を守っているコンクリートは、定期的なメンテナンスをする必要があります。


防水加工を施すことで、コンクリートの劣化を防ぐことができます。またコンクリートの厚さによっても耐用年数が変化し、中の鉄筋を錆びさせることなく守ることができます。その他にもマンションに与える外的な要因などが挙げられます。そのため、できるだけ長く同じマンションに住みたい場合は、建築物の構造を知ることが必要になります。そこで建築物の耐用年数を知る方法として、住宅の性能評価の制度を利用します。この制度を利用することで、買いたい物件の耐用年数が分かります。この評価制度では建築物の劣化を等級ごとに表しているので、どれだけ長持ちするのかが分かるようになっています。マンションを購入する時にひとつの目安となるのが耐用年数になります。それは物件の建築方法や資材や管理方法で異なってきます。そして住宅の性能評価を知ることで、どれぐらい長持ちするかが分かります。

一戸建ての耐用年数について(長崎県/SF作家/51歳/男性)

僕は長崎県に住む51歳のSF作家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての構造には、大きく分けて木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の3タイプがあります。さらに、各構造を工法によって細分化することができます。主な工法は、木造であれば在来軸組工法、2×4工法など、鉄骨造ではプレハブ工法、重量鉄骨造など、鉄筋コンクリート造では壁式構造、パネル工法などがあります。マイホームを購入しようとするときに、構造や工法にこだわることは少ないかもしれませんが、マイホーム購入は30年近い住宅ローンを組み立てる訳ですから、この長期間に十分耐えられる構造や工法を選ぶことも重要になってきます。一戸建ての場合、マンションとは違って建築基準法の規制がかなり緩くなっています。よって、建物の安全性を気にする人は、工法の特徴を詳しく知ることも必要です。


一戸建ては、マンションのように管理費や修繕積立金はかかりませんが、その代わりに自分で維持管理を計画して定期的に行わなければなりません。また、10年前後で屋根外壁の塗装工事や防水工事が必要になり、配管や各設備なども経年劣化していき、交換の時期は必ずやってきます。そうした定期的なメンテナンスを怠ると建物の寿命を縮めることにもなってしまいますので、月々の積み立てなどによる維持管理費の準備をしておくことが必要です。一戸建て、特に現在の木造住宅は寿命が短く、一般的に30年前後が一戸建ての耐用年数と言われています。しかし最近、長期優良住宅普及促進法や住宅の長寿命化促進税制などにより長寿命化住宅の普及も活発化しているため、建物の寿命が延びつつあります。維持計画をしっかり立て、メンテナンスしたいときに資金がない、ということが起こらないように準備をしておきたいものです。

マンションの耐用年数と寿命(山梨県/バリスタ/29歳/女性)

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マンションの購入をお考えの方が気になることの一つに耐用年数があると思います。これは建物が耐えられる年数という意味合いと、その資産が減価償却資産の利用に耐える年数の二つの意味合いがあります。建物における減価償却は法定耐用年数として決まっていて、よく耳にする「60年は住める。持つはず。」というのは、鉄筋コンクリートで造られた建物の法定年数が60年であったところからきているのだと思います。この鉄筋コンクリート造りのマンションの法定年数も1998年に税制改正されて以降は47年となっています。法律で定められた耐用年数と実際に耐えられる年数については別で実際には長く住めるマンションも多く存在することを知っておかなければなりません。


次に構造上の耐用年数について。こちらは実際にはどのくらいの間、構造上耐えられるのかという問題です。最初に国土交通省の2002年の報告書によると平均的な寿命は大体46年で、建て替え物件の建て替え時期は築後37年となっています。これはあくまで取り壊されたマンションの平均寿命で、これよりもずっと長く住み続けられているものもあります。建物本体の劣化の進み具合や適切なメンテナンス、地震などの外的要因でその建物の寿命の長さが決まってきます。こういった点から一概にどれくらい長く持つのか寿命を判断するのはとても難しい事です。マンションを購入するにあたって、法で定められた耐用年数と実際の寿命とを理解し、それらを勘定にいれたうえで選ばなければなりません。

一戸建ての耐用年数について(愛知県/士官/25歳/女性)

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夢の一戸建てマイホームを作ると、新しい生活の始まります。新しい家でこれから起こる様々な出来事を残すため、一日一日が大切な日々となります。最近の住宅と昔の住宅では建築様式が異なります。昔の住宅は木造住宅が多く、材料のほとんどは木でしたが、耐震性や構造上の問題から金属が使用されるようになっています。しかし昔の住宅の方が柱が太く、使用している木材の質も高いため、現在ではこのように木材は手に入らないほど貴重な物となっています。雨漏りや白アリ被害が無ければ、耐用年数は50年以上持つとされ、耐震性以外を見れば頑丈な建物としての素質を十分備えています。現在でも残る昔の住宅は、そのような理由で立派に建っていると考えられます。


それに対し、最近の住宅は複数の木を組み合わせて作る集合材を使用しています。木が手に入りにくくなったという理由もありますが、集合材の方が費用が安く抑えられるため人気があります。そして昔と違うのが家全体に施された耐震補強です。基礎をしっかりと作る事で揺れに備えたり、窓を減らす事で耐震性を増す等、あらゆる箇所で工夫が見られます。日本の住宅には、免震・耐震・制震が良いとされ、各ホームメーカーや工務店ではそれに対応した製品が作られています。耐震構造の住宅は耐用年数が長くなり、40年以上持つとされています。補強によってはもっと長持ちさせる事も可能なので、間取りを決める際は、生活スタイルに合わせ熟考して決めます。

マンションの耐用年数とはどれくらいか(奈良県/樹医/69歳/女性)

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マンションの耐用年数とはどれくらいかというのは、税法上は47年と定められています。ただ実際はこれよりはやくメンテナンスに入っていきます。日本ではマンションができはじめて、50年ぐらいしか経過していません。ですから実際のところ何年もつかは、そういった物件がないのが本当のところなのでわからないのです。また30年くらい経つと建て替えてしまうのが実情なので、あまりにもふるい物件になりにくいのです。あまりにもふるい物件は買い手がつかず、魅力のない物件になってしまいます。こうならないように、ある程度の期間がきたら補修や建て替えを行うのです。そして適切なケアをすることによってマンションは耐用年数を伸ばすことが出来るのです。


そして現在ではそういう中古マンションが非常に多くなってきています。ふるい物件は間取りなども現在のように広い部屋があって開放的な感じではありません。ですから耐用年数が過ぎる前に現代的な使い道や機能を付けて販売するリノベーションが増えてきています。このリノベーションマンションは新築の同じような間取りのものや設備のものより、安価に購入できる利点があります。耐用年数が長いといわれているものでも、定期的な細かい修繕などが行われていなかったり地震などで被害があった場合はかなり耐久性が落ちている場合もあります。あくまでも年数は目安であって、すべての建物が同じわけではありません。大切に使われているものは耐久性が高くなります。

一戸建ての耐用年数について(岐阜県/レスキュー隊員/47歳/女性)

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一戸建ての耐用年数は、使い方で大きく変わってきます。例えば40年くらい持つと言われて建てた家も、丁寧に手入れをしてあげるのと、そうでないのでは違ってきます。風呂場や水回り系統をマメに掃除してあげて、カビや腐食を防いであげること。フローリングの床は、ワックスをマメにかけて、傷がつきにくしてあげること。そのような積み重ねをすれば、当初期待した耐用年数を、ピカピカの過ごしやすい家で暮らすことができるでしょう。家の中の、小さい買い替えはたくさん出てきます。障子は自分で張り替えられても、ふすまが汚れたり黄ばんだりしたら、買い換える必要があります。また、トラブルがないとしても、例えばキッチンでは、換気扇のしくみや収納、素材の人工大理石の強度など、20年で大きく進歩していますから、使い勝手のために変えたくなる人はいるかもしれません。


私たちは、天災などの想定していなかったトラブルにも遭遇します。例えば先日の大震災、液状化被災地では、新築の家が傾いたり沈んだりしてしまいました。一方で、門扉やブロック塀こそ傾いても、家そのものはちっとも歪んでいない住宅もあるのです。何が違うのでしょうか。実は、そもそも液状化が懸念されていた土地では、家を建てる段階で地盤強化の推奨をされることも少なくありませんでした。お金がかかることなので、推奨されながら断った家庭もたくさんあったでしょう。しかし今回、それが明暗を分けてしまったんですね。選んだ土地によっては、建て物そのものだけではなく、地盤という基礎固めも、家の耐用年数にかかわる重要なファクターと言えるでしょう。

マンションの耐用年数とは(京都府/コラムニスト/67歳/男性)

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新築で買ったマンションはどの程度の耐用年数があるのでしょうか。60年や46年に37年など色々な数字が踊っています。これは法廷耐用年数であったり、建替え物件の着工時期のなど、行政が公にしているデータなどがきっかけになっていると思われます。現実にマンションの寿命を決める要素はいくつかあります。一番大きいのは建物本体に関するもので、コンクリートの厚さやそこに含まれる水の量は非常に重要な要素です。最近のマンションは鉄筋コンクリートで造られています。鉄筋の周りをコンクリートで覆っているわけですが、コンクリートは時間とともに収縮してきます。すると鉄筋とコンクリートの間に隙間が生じ、そこから雨水などが入り込むことで鉄筋が錆びて劣化の原因になるのです。


そのほかでは配管の設置位置が重要です。コンクリートよりも劣化の早い配管類が交換可能な位置に設置されていることによって交換が容易になります。配管を交換できればその建物の寿命を延ばすことが出来るのです。さらに適切なメンテナンスや自然災害による外的要因も寿命を決める大きな要素です。これらを総合的に判断することによってマンションの寿命が決まるのです。最近では難しい構造の知識がなくても住宅性能評価表によって簡単に耐用年数を調べることが出来ます。劣化対策等級の項目を見てみましょう。長いものでは3世代が住むことの出来る場合もあります。長期にわたって住むことを希望しているのであればこの等級の高い物件を選ぶよいでしょう。

一戸建ての耐用年数について(滋賀県/音響監督/29歳/男性)

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一戸建ての耐用年数は、30年と言われています。この通説は、国土交通省の「建築物除却統計」のデータが基となっています。これは、壊された建物が何年経っているかを集計したものです。データで観ると、平成22年度に除却された木造住宅が7万5646戸ありました。この数の一戸建てが新築後30年経って壊されたのです。ただし、これは全体のわずか0.6%です。つまり現在建っている木造住宅の0.6%のものの建築経過年数が30年ということです。住宅着工統計が開始された1951年以降の一戸建ての木造の着工戸数は1417万戸になります。それで現在残っているのが、1217万9000戸ですから、85.9%の建物がまだ残っていることになります。


建築物の寿命は、残存率が50%を切った状態を指すようなので、データによると1960年前後に建築された建物が古くなって半分は壊されたが、まだ半分は使用できているということで、これは2007年時点のデータですから、寿命は47年ということになります。すなわち、一戸建てを新築して47年経過したら、その内半分の戸数は使用不可能になって、残りの半分はまだ使用出来ているという状態なのです。更に、1980年以降の度重なる建築基準法の改正で耐震性や耐久性が一段と向上しています。従って、2013年に新築された一戸建ての使用可能年数は60年以上有ると言えます。メンテナンスをしっかり行えば住宅ローン35年が経過してもまだまだ住めるということです。

マンションの耐用年数とは(岡山県/司書/75歳/男性)

僕は岡山県に住む75歳の司書です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの耐用年数とは、コンクリートや鉄筋、鉄骨といったその構造によって決まるとも言えますが、もちろんそれだけではないものです。どれだけメンテナンスを行っているかによって大きく変わってくるものです。そのために通常は長期に渡って修繕の計画を立てることになります。そのために修繕積立金を毎月払い、資金管理を行って手入れや補修を行って少しでも長く、快適に住めるようにするわけです。コンクリートの耐用年数は50年とも言われますが、実際はそれ以上経つマンションは多くあります。それでも、最近では高層マンションも多く建設されて人気がありますが、このような大規模なものとなると、また別の課題が出てくることになります。


それは、コンクリートの重量そのものに建物が耐えられるかどうかということです。あまりにも荷重がかかればひび割れを起こすことにもなるために、軽量化が課題となっています。そのような中でコンクリート自体の性能も進化し続けています。荷重性能を高める高密度なものが開発されており、それによって耐用年数も100年を謳うものも出てきているのです。古くなったマンションには建て替えの問題も持ち上がってきています。所有者の賛成を得ることができないと建て替えは難しいのですが、もちろんその費用の問題もあります。そのために、なおのこと耐用年数の長いマンションの開発は続けられています。そしてまた、メンテナンスの面からも効率の良い補修を行うことになるのです。

一戸建ての耐用年数について(青森県/不動産鑑定士/36歳/女性)

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一戸建ての耐用年数は法律で22年と定められています。この22年というのは木造物件に限られていることで、マンションでは47年、鉄骨造では34年となっています。基本的には銀行の融資は22年までとしていますが、これは不動産投資の場合に限られたことです。住宅ローンでは一戸建てを35年ローンとして見ていますので耐用年数以上の年数として換算されますので安心してお金を借りることができます。木の対応年数は100年以上持つのですが、手入れと良い木材を使っているかにもあります。都心の方で建てている物件よりも地方の方で建てている物件の方が良い木を使っているため骨組みがしっかりしています。見分けるためには太い木を使っているかどうかを確認すると分かりやすいです。


物件の耐用年数以外に見ておくべき年数もあります。外壁関係・内壁・雨漏り・設備などです。外壁関係については10年に1度色の塗り替えや清掃が必要となります。内壁については20年に1度補修工事を行うこと。雨漏りについては改善にはお金がかかります。雨の日にきちんとした場所を的確に直さなければ同じように雨漏りしてしまうんです。実際には外側と内側の両方を修理する必要があるため結構な手間となります。設備については20年に一度取り替えるとやりやすいです。特に水を使う場所になります。洗面所、台所、風呂などといった場所になります。その時のブームとして取り入れていますが、鉄部分は何ともありません。しかし、鉄の中にあるゴムなどはへたってきますので、突然壊れてしまいます。これの手直しが必要となります。何事にも耐用年数以外にも見るところはいくらでもあります。

マンションの耐用年数とは(福岡県/大道芸人/64歳/女性)

私は福岡県に住む64歳の大道芸人です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


人間に寿命があるように、無機物であるマンションにも寿命があるのです。一般的に、鉄筋コンクリート造である「マンション」は60年は保つと思われています。しかし、この「60年」という数字は、資産を計算する便宜上、国が一律で定めたものであり、1998年にそれ以降の法定耐用年数は「47年」と13年も短く設定されたのです。また、2002年に国が作成した報告書によると、マンションの平均寿命は「46年」、建て替えの着工時期は築後「37年」という数字が出ています。ところが、これらの数字はあくまでもデータ上のものであり、そもそも人間の寿命と同様に、一律に同じと考えること自体に無理があります。長く生きるものと短命なものを平均した数字が、上のようなデータなのです。


ですから、46、7年と言われていても60年70年と保つ物件もあれば、20~30年で取り壊さなければならない物件もあります。では、そのような差はどこから生まれるのでしょうか。その決め手は、主に3つあります。まず1つ目は、建物本体の劣化のしにくさです。これには、コンクリートの水セメント比(水が多いほど、コンクリートにヒビが入って、中の鉄筋が錆びやすいです。)や、鉄筋のかぶり厚さ(鉄筋の周りを覆うコンクリートの厚み)が含まれます。2つ目は、入居後のメンテナンスをいかにきちんと行っているかです。そして3つ目は、地震などの外的な要因です。これらが組み合わさって、マンションの耐用年数は決まって来るのです。さらに、マンションを購入する際には、耐用年数が長いかどうかを「住宅性能表示」でチェックすることも重要です。

一戸建ての耐用年数について(香川県/彫刻家/56歳/女性)

私は香川県に住む56歳の彫刻家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての場合、日本ではたいてい木造建築が多いのではないでしょうか。昔から、木造造りで建てられている家屋が多いので、ある意味日本らしいとも言えると思います。そんな一戸建てには、耐用年数という物があります。例えば、木造建築なら30年、軽量鉄骨なら20年、重量鉄骨なら60年といった具合に、建物の材料や構造によって、耐用年数は大きく変わってきます。一戸建てを購入される際には、あまりこのことを意識しない方もいらっしゃると思います。しかし、このような材料の違いなどにより、固定資産税の金額はもちろんのこと、建物の資産価値もかなり変わってきます。どれが良いとは言う事はできませんが、このような事があるという事も頭に入れて、購入されると良いと思います。


しかし、ハウスメーカーによっては、独自の鉄骨を利用して建物を建築しているところもあります。私たち家族が実際に住んでいる家もそうです。独自の軽量鉄骨を使用しており、基本的に軽量鉄骨の場合の耐用年数は20年ですが、私たちの建てたハウスメーカーの軽量鉄骨は60年の耐用年数があると言われています。そのため、不動産謄本には、軽量鉄骨造りと掲載されるため、もちろん固定資産税は軽量鉄骨造りの建物として評価されます。本来は60年の耐用年数があるのに、20年しかないと認識されるため、建物に対する固定資産税は少なくて済むことになります。このようなお得な事もあり得えます。一戸建てを購入する際は、色々な面から見て購入されることをオススメします。

マンションの耐用年数とは(福岡県/通訳/50歳/女性)

私は福岡県に住む50歳の通訳です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


これからマンションを購入する人にとっては、どのくらいの耐用年数を期待できるかという点が大きな問題になってきます。かなり高額の買い物ということになりますので、あまりにも寿命が短いのであれば、購入することを躊躇してしまうことになります。一戸建て住宅を購入した場合であれば、万が一建て替えるしかないということになったとしても、自分一人の判断で工事することができますが、マンションの場合はそうはいきません。まず管理組合の決定を経る必要がありますが、異なる事情を背負った人が居住していますので、簡単に建て替えの決議がなされるようなことはまずありません。ですので、一戸建て住宅よりも耐用年数が長めになっていることが、必然的に求めらるようになっています。


ただし、木造建築が多い一戸建て住宅に比べれば、鉄筋やコンクリートが使用されているマンションの耐用年数の方がはるかに長いのは事実です。しかし、具体的な年数をあげるということになると、専門家の間でも意見が分かれていますので、簡単に述べることはできません。よく利用されるのは、税法上の法定耐用年数です。これは会計上の減価償却費を計算するために定められている数字ですから、マンションの強度が正しく表現されている数字ではありません。ただし、一応の目安とすることはできます。これによると、1998年以降に建築された鉄骨鉄筋コンクリート造りや鉄筋コンクリート造りのマンションの耐用年数は47年ということになっています。ただし、法律が改正される以前は60年とされていましたので、大雑把に言って、50~60年程度は持つものと考えることができます。

一戸建ての耐用年数と付加価値(長野県/冒険家/39歳/男性)

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一戸建ては夢のマイホームとして購入を希望する人は多く存在します。購入すれば自分の財産になった気になりますが、実際にはローンを完済するまでは自分の財産にはなりません。そして建物は購入時には新築であっても、年月の経過によって老朽化していきます。賃貸物件の家賃が築年数で決まるのと同じように、一戸建て住宅の価値も築年数で決まります。30年でローンを組んだ場合、ローン完済時には建物は老朽化しており、財産としては残らないという計算になります。ローン完済後に財産としての価値を求めるのであれば、出来るだけ多額の頭金を支払って、早期にローンを完済することが大切です。また、場合によってはリフォームをして出来るだけ資産価値を残すことが重要です。


一戸建て住宅の耐用年数は大体30年程度であり、それ以上は耐震工事や建て直しが理想です。建て直しをしない場合は物件としての価値がなくなります。しかし、一戸建てを購入しているということは、同時に土地も購入しています。土地の価値は著しく下がるということはありません。常に価格は変動していますが、一定の価値は守っています。つまり、建物の老朽化により資産価値がなくなったとしても土地の価値は残るということです。もし、老後の生活費に困った場合は土地を資産として活用することで収入を得ることも可能になります。リフォームを繰り返して出来るだけ長く住むとしても、最高でも80年が限度だと言われているので、早期に建て直しをすることも一つの手段です。

マンションの耐用年数とは(京都府/納棺師/43歳/男性)

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マンションがどれほど長持ちをするのかという目安となるのが、耐用年数です。一般的には50年とも言われますが、もちろんそれ以上長く住み続けている建物は数多くあります。コンクリートの耐用年数も技術の向上によって延びてきています。実際に100年耐用を謳うコンクリートも登場しています。けれどももちろん、今すでに建っているマンションはそれほどの能力を持つコンクリートではないので、いかに長持ちさせるかがポイントとなります。つまり耐用年数は、手入れによって長くさせることも可能なわけです。そこで多くのマンションでは修繕計画が建てられて予定通りの修繕が行われることになっています。そして大規模修繕を行うことでさらにその土台をしっかりとしたものにしています。


マンションがどれほど長持ちするかは、コンクリートの強度によって変わります。もちろん、硬くて密度の高いものが丈夫であるとみられがちです。けれども実際には、それほど単純な話ではないのです。あまりにも重い建物は、自らの重量に耐えられなくなって亀裂が入ることがあります。つまりこれはジレンマでもありますが、コンクリートの強度は保ちつつ軽量化も必要ということになるわけです。高層マンションはその高さに比例する重量ゆえに、軽量化は重要課題となります。そのために強度をいかに高めるかが耐用年数の向上につながることになります。そして修繕計画をいかに立ててメンテナンスを行っていくかが、耐用年数を少しでも延ばすことにつながります。

一戸建ての耐用年数とリフォームの時期(滋賀県/競艇選手/68歳/男性)

僕は滋賀県に住む68歳の競艇選手です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


「現代の一国一城の主」といった意味合いから、一戸建ては男性に高い人気の住宅です。しかも、マンションに比べて土地に価値がある分資産価値も高く、万が一の際にはそれなりの金額で売却することができます。こうしたことも鑑みて一戸建ての人気はまだまだ衰えることはありませんが、購入の際に気になるのが耐用年数についてです。50年以上は持つといわれるマンションに比べて、一戸建てのデメリットとしてよく取り上げられるこの耐用年数です。これは、住宅全体の建て替えもありますが、その他にも屋根や外壁の修理、住宅設備の交換なども行う必要があります。今回はこうした様々な部分を含めて、どれくらいの時期にリフォームが必要なのかをご紹介します。


現在の構法では、まず築5年ほどまでは特に大きな問題は起こらないのが普通です。これまでに不具合があれば建築ミスの可能性が高く、業者と交渉する必要があります。だいたい10年くらい経つと、外壁塗装の剥がれやひび割れが目立ち、内装ではコンロや給湯設備などが寿命を迎えます。外壁塗装は放っておくと雨漏りや柱の腐食につながりますので、なるべく早急な修理が肝心です。またシロアリ対策も、10年に1度は再処理が必要とされています。20年くらい経つと全体にかなり痛みが目立ち、瓦葺き屋根は葺き替えの時期を迎えます。これまでリフォームを行っていた住宅は、それでも大幅な建て替えの必要はない可能性もありますが、さすがに30年を過ぎると耐用年数を超え、建て替えが急務です。このように、だいたい10年ごとに見直しが必要となります。

マンションの耐用年数とは(岡山県/衛生検査技師/20歳/男性)

僕は岡山県に住む20歳の衛生検査技師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの耐用年数はよく一戸建ての木造住宅と比較されます。一戸建ての法定耐用年数は22年、鉄筋コンクリート造のマンションのそれは47年となっています。最近の財務省の統計資料によると一戸建て住宅の平均寿命は54年、マンションのそれは45年となっていて、木造よりも短くなっています。この数字は木造住宅の場合は高度成長期以降ここまで延びているとも解釈され、取り壊された住宅の築年数の平均であったりしますので、実際の年数を表しているとは言えないものです。例えば、高度成長期に車を3年から5年ごとに買い換えたりしたとしてこれを耐用年数と見ると短かかったものですが、25年以上乗り続けるような時代になると、この数値は高くなって来ます。


マンションは戸建ての木造住宅とは違った事情があるのも確かです。木造は古建築として長らく残って来ていることから寿命が長いことは推測できます。鉄筋コンクリート造は長い間には劣化し、度重なる地震によってはクラックが生じて雨漏りの原因にもなり、又内部の鉄筋が錆びて強度も低下して来ます。自重が重い為にますます地震によって倒壊する危険性も出て来ます。防水工事も20年ごとぐらいに補修を行う必要がありますし、コンクリートに耐久性があるといっても内部の設備関係の機器は勿論、配管のパイプなど管の厚さが少ないので当然耐用年数は少なくなります。マンションなどは単独で住まうのでなく多くの世帯が入居して生活するいわば運命共同体なので、危険性を避けるためにも余り長居しないように気をつけ、早めに取り壊される運命にあると見ることも出来ます。

一戸建ての耐用年数とメンテナンスの関係(静岡県/劇作家/25歳/男性)

僕は静岡県に住む25歳の劇作家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


国が公表している一戸建ての一般的な耐用年数は、木造の住宅で約30年になっています。また躯体構造が異なる鉄筋などを使用した住宅の場合は、約37年になっています。この国が公表している年数は、実際に家を取り壊した平均的な数値から試算されたものです。そのため一戸建ての場合、躯体構造にもよりますが50年経過しても実際に住んでいる家があります。また築100年以上経過した古い民家なども存在します。このようにそれぞれの住宅によって、耐用年数は異なってきます。住宅の一般的な年数は、約30年から50年になりますが、メンテナンスによっても変わってきます。例えば、新築の家を雨水から守るために一定の期間ごとに塗装をしなおした場合は寿命が長くなります。


また躯体構造がコンクリートの場合は劣化を防ぎ、中の鉄筋を守ることで寿命が延びます。このように一戸建ての管理をすることで、耐用年数は長くなります。その他にも、断熱されているかどうかや筋交いや木材の種類の違いによっても年数は変わってきます。つまり、しっかりとした基礎と家を支えるための構造が長持ちさせることになります。このような様々なことにより、一戸建ての耐用年数は延びます。さらに国が公表している年数は、実際に取り壊した住宅の平均的な数値です。そのため家を取り壊して初めて分かる数値になるため、一概的には住宅の寿命は計れないことになります。一般的には約30年から50年になりますが、メンテナンスをすることで一戸建ての耐用年数は長くなります。

マンションの耐用年数とコンクリートの関係(北海道/刑務官/63歳/女性)

私は北海道に住む63歳の刑務官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一般的なマンションは、鉄骨鉄筋コンクリート造りや鉄筋コンクリート造りになっています。一戸建て住宅に多い木造の従来工法などでは、マンションのような集合住宅を建築することは不可能です。そのような工法だと、自らの重さを支えることができませんので、建築中に潰れてしまいます。ですので、鉄筋やコンクリートを用いて堅牢な構造物を作ることになります。実は、マンションの耐用年数には、このコンクリートの厚さがどのくらいであるかという問題が、大きな影響を及ぼしています。施工当初のコンクリートはアルカリ性です。しかし、常に外的刺激にさらされ続けることによって、徐々に中性に変質していきます。コンクリートが中性化すると、空気や水分を浸透させやすくなってしまうために、鉄筋の劣化が起こります。


このコンクリートの中性化は、年に約0.5mmずつ進行すると言われています。単純計算すると60年かけて3cmの厚さのコンクリートが中性化することになるわけです。一般的なマンションの鉄筋のかぶり厚は3cmになっていますので、他の要因を全て無視した場合、マンションの耐用年数は約60年だと言うことができます。もちろん実際には他の要因もいろいろと絡んできますので、一概にコンクリートの厚さだけで耐用年数の判断をすることはできませんが、非常に密接な関係を持っていることは事実です。ただし、中性化によってコンクリート自体の強度が弱まってしまう心配はありません。水分が内部の鉄筋に達することによって鉄筋に錆が生じ、そのために膨らんだ鉄筋がコンクリートを破壊してしまうというわけです。ですので、コンクリートを厚くしたり、防水加工を施せば、耐用年数を伸ばすことができます。