私は埼玉県に住む72歳の養蚕家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建て購入時に見落としがちなのは、修繕コストや固定資産税などです。部㏍ン価格には含まれないこれらのお金も予定を立てて行くようにした方がいいでしょう。マンションには修繕積立金や共同部分の掃除などの管理費がありますが、一戸建てにはありません。一戸建てにどんな維持費が掛かるのかと言いますと、畳の表替え、屋根の修繕、トイレ、浴槽などの設備の交換や改装。通常ガス給湯器などは寿命が10年弱ですし、トイレやお風呂なども20年くらいで水漏れなどのトラブルが発生しやすくなります。フローリングは内壁も20年経てば、それなりに修繕費をかけて直すか、いっそのこと全てやり直すかになりますし、それに加え庭の芝生や草木の植え替え、外壁の塗り替えまで含めると、実に様々な費用がかかることになります。
どんな建物も年月が経てば劣化しますし、設備も必ず故障します。いくらくらい必要かというと、ざっと10年目で100万円くらい、30年目で500万円程度かかるかもしれません。マンションの修繕積立金と同じように、毎月家計で貯蓄をすると考えますと、毎月の住宅ローン以外に月々2、3万円位が必要になります。あらかじめ家計でその分を貯蓄しておき、上記の出費に備えておくことは固定資産税の支払対策としても有効です。世帯主にボーナスの収入があるようでしたら、ボーナス時での修繕を考えてた方が得策です。何回かのボーナスのタイミングで、お風呂の改装や、外壁の塗り替えなどを検討する機会を持つことができます。一戸建てを購入するにあたって、様々な維持費がかかることを十分に考慮されて購入を決断される方がいいと思われます。