賃貸マンションとはどんな不動産を指すか(宮城県/音楽プロデューサー/35歳/男性)

僕は宮城県に住む35歳の音楽プロデューサーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一般に、マンションには分譲マンションと賃貸マンションの2種類があります。このうち分譲マンションとは、各住戸が販売に供され、購入者が区分所有のかたちで土地と建物に対する権利を取得するものをいいます。一方、賃貸マンションとはマンションの所有者が賃貸契約を結ぶことで第三者に住戸と共用部分を使用させるものをいいます。賃貸マンションはさらに2つのタイプに分かれます。1つは土地所有者が最初から賃貸目的でマンションを自ら建設するか他人に建設させて賃貸業を営んでいるタイプで、もう1つは元々分譲マンションだったものを購入者が賃貸に供しているタイプです。入居者側から見れば不動産会社が仲介している限り両者に違いはありませんが、後者の場合はいわゆるオーナーチェンジが比較的頻繁に起こる傾向があります。


賃貸マンションは契約形態によっても2種類に分けることができます。1つは普通借家契約です。これはごく一般的な賃貸契約のことで、通常は契約期間を2年間とし、契約更新によってさらに期間を延長することも可能です。もう1つは定期借家契約です。これは平成12年から導入された比較的新しい制度で、貸し手と借り手の合意によって自由に契約期間を設定できる代わりに、契約期間は更新されないというものです。所有者が将来の特定の時期に売却を予定している、所有者自らが居住していたが海外赴任などのために一定期間のみ賃貸に供するなどといったケースに多く利用されます。なお、これらの他に短期間のみの使用を想定したマンスリーマンション、ウィークリーマンションといった物件もあります。