不具合がないか確認するマンションの内覧会(愛媛県/建築士/61歳/男性)

僕は愛媛県に住む61歳の建築士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


モデルルームを見て物件を購入した場合、内覧会というのは購入者にとっては初めてマンション内に足を踏み入れることになる機会でもあります。最初の感動から細かい点までチェックしないという人も多くいますが、内覧会というのは購入残金を支払うかどうかを決めるための判断基準でもあります。また床の傷などがあった場合に、修復してもらうことができる最後のチャンスでもあるのです。入居してから自分で修理を依頼しなければならないということがないようにするためにも、貴重な機会を活用して、納得のいく形で物件を引き渡してもらえるようにチェックを行うことが大切なことになるのです。大きな買い物だからこそ、自分の納得がいくようにすることが大切です。


人によっては、内覧会で不具合が合った時に指摘するのは失礼に値するのではないかと指摘をためらってしまうこともあります。ですが、その時に言わなければ後から後悔することになるのは自分自身だということを把握しておかなければなりません。それに業者側としても、納得のいく形で引き渡しを行いたいからこそ、契約者を招待して中を見てもらっているのです。そのためお互いがこれからも良好な関係を築いていくためにも、気になる点は指摘しておくということも大切なことになります。ただし攻撃的な姿勢で指摘するのではなく、冷静になって指摘するということもこれから業者と良好な関係を築いていくうえでは必要なことだという点を押さえておく必要があります。